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子どもが卒業して思うこと

こんにちは、りょーさんです。
今回は、自分の子育ての感想というか、子育ての経験から子育てって何だろ?ってところを書いてみたいと思います。

息子が卒業しました

先日、息子の卒業式がありました、小学校卒業です。

まずは、全ての卒業生に祝福を、そしてそれを支えたご家庭や地域社会に「大変お疲れ様でした」とお伝えしたいです。

さてちょっと自分の息子のお話を。

親から見ると、息子は学校生活を楽しんでいて、友達もいて、クラスもいい雰囲気で、先生も熱血系だけど子どもたちを理解しようとしてくれている。
僕から見ると、いい小学校生活だったなって思います。

息子はなかなか面白いやつです。思春期に突入し、親と距離を置くようになったけど。テストの点数が何点だろうとケロッとしていて、結果を隠さず見せてくれるし、勉強は好きではないけど、やる必要があることは理解している。
我々親は基本的にあまり干渉しないおかげで好きなことやって、友達と遊んでのびのび生きています。そして気遣いもできてなかなかいい奴です笑


やっぱり中学はちょっと心配だけど、、、

そんな息子が卒業し中学生になります。やっぱり心配です。
LDというほどのものではないけど「読み」や「書き」のちょっとした困難さがある。
親も勉強はほどほどでいいと思っていますが、ちょっとした読みや書きの躓きが評価や競争に晒された時、あるいはのびのびと育ってきた彼の生き方が秩序という名のもとに否定されることによって、何か大きな自信を奪われることにならないか、心配。

まあ過剰に心配しても仕方ないです。学校に行くことが唯一の答えではないので、パンクする前にあるいは彼の良さが否定される前に、「行かない選択肢」も提示したいなって思います。


自分らしさを失ってほしくないな

自分の家族の話をしたけれども、何が言いたかったか?っていうと、特性・個性と環境との摩擦や葛藤によって何か本人の大事なものが奪われるくらいならその環境を生きない選択肢を持つことも大事ってことです。

もちろん、環境を変えるには覚悟もいるし、制限も多々あり、思うような環境を用意できないかもしれない。
それでもなお、その子にとって「今、本当に大事なもの」が奪われず育めることを最優先にしたい。

そして、僕たち親にとって、おそらく本人にとっても「大事なもの」っていうのは、やはり「自分らしさ」です。
自分の楽しいものを知っていて、仲間と何かを共有する楽しさも知っていて、誰かを支えたり、誰かに支えられるってことがどういうことかを実感として(なんとなくでも)持っている。
その中にある彼らしい何か。うまく説明できないけど、こういう明確に言葉にできない「らしさ」です。その中にある本人にとっての「良いもの」です。最優先すべきはこれです。

その上で、次に優先されるのは「社会(集団)への参画」です。
主体性をもった一員としてクラスなり部活なり仲間に参画すること。
主体を奪われる集団ならばそこに参加する必要はない。自分を殺して参加していても大していいことはない。
自分を主体において参画し貢献すること。

優先されるのは勉強でもみんなと一致団結でもないのです。


上位目的を呼び起こす

子育てだけでない、教育全般位おいて、僕たちは「上位目的は何か?」を考えることを忘れがちです。

勉強するのは大事、でもそれは何のため?
学校通うことは大事かもしれない、でもそれは何のため?
高校に進学するのは大事かもしれない、でもそれは何のため?
部活で勝利することは大事かもしれない、でもそれは何のため?

ウェルビーイングのため?自立のため?他者と生きるため?自分らしく生きるため??

それを常に問い続けて、状況に応じて、関わりのあり方を変化させていく。
上位目的があるから「今やっている関わりは果たしてそこに向かっているのだろうか?」を考えられる。

勉強しなさい!
朝早く起きなさい!
片付けなさい!
周りにメーワクかけてはだめだよ!

って言うことが、果たして目的に向かうことになるのだろうか?
その言葉が子どもが主体性を成長させる機会を奪っていないか?
依存させ、思考停止させ、自分の人生をまるで誰かの人生のように生きるように強いていないか?


そして息子が小学を卒業した今、愛情を注ぐってことと一生懸命世話をするってことは別物だなーって思うようになりました。
世話をやくことも必要な時はあるけど、あえて放置すること愛情だったりするわけです。
親は時に自分の不安に耐えながら見守る、、、。

方法は、目的と状況によるのです。
(この考え方を、哲学者で心理学者の西條剛央氏は、「目的状況相関的方法選択」と呼びました。読んで字の如く、目的と状況にあわせて方法を選択しましょうってこと。方法に本質があるわけではないってことです)

自問自答、、、子育ては修行だなーって思います。

今日は、ちょっと短めですが、今回はこれでおしまいです。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

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