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子どもを取り巻く状況をよりよくするために

こんにちは、りょーさんです。
今日は、国際比較からの子どもたちが置かれているしんどい状況を描き出し、自分の実践から、子どもが置かれる環境が大人の関わりが、もうちょっとこうなっていけばいいなという願いを書いてみたいと思います(ただの妄想的な願いでもあるけど僕らの実践でもあります)。


とにかく自信のない子どもたち

2018年、先進7カ国(アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・スウェーデン・韓国・日本)の13歳から29歳を対象とした内閣府調査によると、
・自分への自己満足度
・自分は長所があると感じるか
・40歳になった時に幸せになっているか
・将来に明るい未来を持っているか
・うまくいかないことにも積極的に取り組むか
これらについてすべて最下位だったそうです。

とにかく参画しない若者たち


2019年、日本財団が実施した先進9カ国の18歳を対象とした調査では。
・自分は大人だと思う
・将来の夢を持っている
・自分で国を変えられると思っている
・自分は責任ある社会の一員であると思う
これらの項目で肯定的な回答が著しく少なかったそうです。

ユニセフ調査では、精神的幸福度は38カ国中37位(身体的幸福度1位なのに、、、!)。

さらに、PISAなどの学力調査における国際比較ではトップクラス、でも大人になったら学ばないというデータも。


つまり日本の若者は、、、


上記データに見る日本の若者・子どもは、
・自信がなく
・未来に希望を持てず
・積極的にチャレンジせず
・社会に参画する関心や責任を持たず
・精神的な幸福感を持つことができず
・学力は高いけど大人になったら学ばない

あくまで国際比較であり、データです。
データなので「自分はそうではない」という例外もたくさんあります。でも傾向としてはそうなっている。
僕自身が恣意的に持ってきたって言うデータでもあります。だから良いデータもたくさんあるでしょう。
ただPISAなどの学力調査と大人になって学ばないっていうデータが示すように、コインのウラオモテのように悪いデータがくっついている感じがします。

そして、上記データは僕自身が肌感覚として感じていることとさほどズレもないです。まあ、、、だからこのデータを引っ張って来れたってことでもあるのですが。

身体的な健康は保たれている、学力も世界トップ水準、経済的にも落ちぶれたとはいえ豊かさを享受できていないわけではない。でも上記データが示すのはなんなのだろう?

たくさんの子どもたちと関わってきた肌感覚的にも
何かが間違っている!って思ってしまうのです。
どこかにそれを生み出す構造があるはずです。


強固な構造は変えるのは難しい。でも、、、


何かの結果として、子どもたちはそのようになっている。そのような状況に置かれている。
国民性もあるだろうし、文化的なところもある。
長年積み上げてきたものもあるし、強固な構造として変化が難しいものなのかもしれない。
だから以下は妄想かもしれませんが、もうちょっと違う方向へ移行できないか?って思うのです。


もう少し、管理ベースの指示命令から、信頼ベースの見守りへ移行できないか

もう少し、コントロールや支配ベースの教育や子育てから、本人が主体であり、そのニーズが尊重される教育や子育てへ移行できないか

もう少し、あくせく頑張る、あくせく学ぶモードから、ゆったりまったり日々を大事にするモードに移行できないか

もう少し、社会の矛盾やその皺寄せが弱い子供達の声を押しつぶす状況から、一人ひとりの声が聴かれる状況へ移行できないか

もう少し、偏差値や人を強制的に配列するところから、学力を基準としつつも自己決定をベースとしたキャリア形成に移行できないか

もう少し、社会常識が描く成功ベースの指導から、一人ひとり違うニーズを持った個人的な自己実現ベースの関わりへ移行できないか

もう少し、絆や一致団結の同調圧力ベースから、多様な他者を活かし合う協働ベースへ並行できないか。


最終的にはバランス、、、です。だから全て後者に振り切れ!ってことではない。

ぼくの考えでは、今は前者側に偏っているように見える、だから後者に寄せる必要があるし、その取り組みをする大人たちが必要だ、それを実践するチームが必要だということです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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