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創作のために対話型Aiにきいてみた ミケランジェロのこと

上記リンクの記事にあるように、フィレンツェのメディチ家礼拝堂にある「ミケランジェロの隠れ部屋(Stanza Segreta di Michelangelo)」が一般公開されて、一カ月経ちました。入場できた方いらっしゃいますでしょうか?
私は残念ながら行けません(;_:)
テスト試行で来年の3月迄ということなので、自力では渡航準備期間が足りないなどがありますが、そもそもオンラインチケットを見た時、すでに全てSold Outでした😭
行けた方、行かれる方は、本当に羨ましいですが、自分としては諦めず(笑)継続して公開されて、この目で見れることを祈っている毎日です。
今の仕事を3月迄続ける予定ですが、4月くらいにフィレンツェに行ったとしてもStanza Segretaに入れるか分からないので、その頃行くか迷っています💦
あと記憶が薄れていたのですがメディチ家礼拝堂自体、私が訪れた15年前迄はずっと工事中で、昨年それが終了し、完成しているとのことですね!
やはり完成した礼拝堂と隠れ部屋、生きてるうちに一度は拝見したいです!

現在次の創作を思案中ですが、これまでは1カ月1作投稿をめどにしていたのですが、年明け以降は残念ながら、難しくなります。
史実にある戦争だの政治だのが絡んでくるので、想像だけではまず不可能ですし。
今も数々の歴史書や伝記を読解、検証の上での創作…にしないとならないと奮闘中ですが、文字を映像に転化する想像も大変ですね、外国のストーリーだし。
なのでヴィジュアルは「ボルジア家」などのドラマに頼りたくなるのだけど、フィクションに頼っちゃダメと、対話型AI君たちに言われてしまいました😂。
有料のAiにでも書かせた方が、自力より上手いのだろうなど想像しますが、それはNGをモットーにしてるというか。ヘタでも執筆自体は自力でやっていきます。

以前記事にも書きましたが、対話型AIには創作する中で、いろいろ尋ねてしまいました。無料で手っ取り早いというのが大きな理由です。
活用しているとはいえ、皆さんのようにChat GTP4を使いこなしたり、見事な画像を作ったりはとても無理。
ちなみにnoteの新しい機能、Adobe Expressもインストールして試そうとしたら「システムサポートされていません」とメッセージが出て来てダメでした(T_T)。
PCが古すぎるからだと思うのですが、私の能力、知識、経験では、なすすべがございませんので😂、泣く泣く?諦めてます(画像はいつものように、皆さんからの写真の中で選ばせていただきました)。
私が小難しい参考文献の数々の読解や検証に疲れてしまった時に頼ったのが、手軽な無料の「Chat GTP3.5」そしてラインの「AIチャットくん」です。
結論を簡単に答えてくれるかなと思いまして。
ところが回答は「~総合的に検証、考慮することが重要です」というようなものばかりでした。私がする質問はド文系な内容だから?YesともNoとも取れないというか、1つに断言はほとんどしてくれませんね。
Stanza Segreta di Michelangeloのことも「隠れ部屋」だったのか、ただの休憩室だったのか訊きたい気もしますが、他の質問と同じように「~総合的に検証しましょう」などと締め括られそうなので、やめました(笑)
報道で、Chat GTPに数学の問題を解かせたなんて話もありましたが、歴史とか伝記って、数学のように答えが1つってわけにはいかないのだと今更ながら認識しました。
無能な私には、そういうところも役立ち勉強になりました。
(余談ですが理系は子供のころからダメで、数学は高校から壊滅的になりましたので😂そのような数式解く能力もAIに訊く気力すらも全くございませんね🤣。でも小学生の算数ドリルの計算などは得意な方だったので、それが今の事務の仕事に役立っている気はしますが)

そんな私がAI君たちに何を訊いているのか、数例ですが打ち明けます。
軽いことから重いことまで…ですが、お好きな項目だけでもご覧いただけたら幸いです。



①ミケランジェロの家系図の信憑性


下記簡単な家系図は、資料を参考にしながら作成したのですが、次作に載せる予定です。1528年のフィレンツェという設定で、生存している家系図の人物全員を、頻度は別として登場させる予定です。


*ブオナロートの子のチェッカ、リオナルド、シモーネの生年は資料によって相違してます。


この中のミケランジェロのお兄さんのリオナルドですが、最新資料の「美術家列伝 第6巻」(G.ヴァザーリ著 中央公論美術出版 2022年)に記載のブオナローティ家の大家系図では、1510年没となっていたので驚きました。それまでの他の資料の家系図等では全て「没年不明」だったからです。
この方、青年期に出家されて家族とはあまり関わらなかったようで、ミケランジェロの手紙や伝記でも登場回数が少なく、人格性格がイメージしにくかったのですが、それでも私の中では1528年時点では「生存」で、作品の中でもほとんど登場させない脇役でも、生存か否かでは、やはり違う存在だと思っています。
手っ取り早く、Chat GTPと、ラインのAIチャットくんに、以下のように訊いてしまいました。

私: 「美術家列伝第6巻」記載の家系図など最新なので信用性が高いと判断出来ますか?
これまでの資料では、ミケランジェロの兄の没年が不明となってましたが、ここでは1510年になってます。

Chat GTP: ……「美術家列伝第6巻」に記載されている情報が、ミケランジェロの家系図や没年について新しい情報を提供している場合でも、他の情報源や研究結果と照合し、一貫性や信頼性を検証することが大切です。

AIチャットくん: 家系図という形式上の明確性がある情報はあったとしても、歴史上の人物やその生涯に関する記録は断片的であり、不確実性があることも頭に入れておく必要があります。つまり、最新であっても、必ずしも全ての情報が正確であるとは限らず、確定的な解決策を見出すことができない可能性があることを認識する必要があります……。

上記一部ですが、Aiたちの返答です。
これらを総合的に検証し(^^;)リオナルドは予定通り生存させることにいたします。
歴史や伝記に関することは「新しい情報≠正しい情報」ということをAiは教えてくれました。些細なことでも、今の自分にはこういうことを教示してもらえる機会はないものです。
あと、ブオナロートの子どもたちも登場させますが、年齢については諸説あり、これはAI君たちに訊くまでもないと思い、自分で初めに目にした資料で、自分の中でのイメージが固定されてしまっているので、そうすることにしました。

②ミケランジェロが惚れた人

あと私の一番好きなテーマでもあり「ミケランジェロが惚れた男性の名前を教えてください」と、とぼけてChat GTPに訊いたところ、返ってきた答えが下記でした。

Chat GTP: ミケランジェロ・ブォナローティは、同性愛者として知られていますが、彼が惚れた人の名前をすべて知ることはできません。彼の書簡や詩の中で、具体的な名前が言及されていることはありません。

え~そうなの!?じゃ、1533年の元旦早々にトマソ・カヴァリエリ宛てに「愛してます~」とか書いてあったり、数々のラブレターや詩は何なんだ!?と思い、具体的な出版物を取り上げてツッコミしてみました。

私:ミケランジェロが好きになった人のことですが「……」というミケランジェロの詩集がイギリスの「……」から出版されています。このタイトルが正しければ、ミケランジェロが好きになった人はカヴァリエーリ(Cavalieri)と断定できませんか? これらの詩は17世紀にミケランジェロの甥孫がLove Sonnetと判断し、捧げた人を仮名の女性名にしたり、女性形に変えて出版されたと言われていませんか?

Chat GTP:はい、ミケランジェロの愛した人物の正確な名前については不明な部分があります。一方で、その人物がカヴァリエーリであるとする説も存在しています。

ミケランジェロの詩集「……」には、カヴァリエーリという名前が登場します。このことから、多くの研究者たちは、カヴァリエーリこそがミケランジェロが愛した人物であると考えています。

ただし、この詩集は17世紀になってから発見され、ミケランジェロの甥孫が編集したものであることが指摘されています。そのため、詩集に収められた詩のうち、一部は本当にミケランジェロがカヴァリエーリに宛てたものであり、一部は後世に改変された可能性があるという見方もあります。

あれ?さっきと回答が違ってますね。具体的な著書を上げたりすると、違ってくるというか、回答も具体的になって来るとは聞いてましたが、ホントにそうなるんだと勉強になりました。
甥孫のミケランジェロ・イル・ジョヴァーネさんが、詩集を編纂、出版し、その際カヴァリエリ宛ての詩は女性名や女性形に変えてしまっただけでなく、他に作っちゃったりしたのもあるかもしれないなら、その見分けは難しいかもしれませんね、この方も詩人だったっていうし。
ただでさえ詩は私には訳されていても難しく、研究者の方々の解説、解釈で判断し、ラブレターと併せて色々想像してました。
これからも、自分の解釈と想像で創作していくつもりですが、こうやってAIに、さりげないことでも確認してみると、勉強になりますね(笑い)。
(参考文献はあえて「……」にしました。ミケランジェロの伝記に関して私が参考にしたものは、いずれ纏めて発表できればと思ってます)

この記事では以上になります。続きは次の記事に分けることにしました。
この記事にすべて記載するつもりでしたが、長くなってしまうのと、テーマが重くなるので、別がいいかと判断しました。
1527年のローマ劫掠サッコ・ディ・ローマのことで、私が一番AIたちに訊きまくっていたことです。なので次は見出しも違ってきますね。
ミケランジェロの伝記には必ず載っていますが、この悲惨な戦禍は、本人は経験しておらず、セバスティアーノ・デル・ピオンボやカヴァリエリが経験してますね、私の作品にも載せましたが。
次は参考文献は明白にさせていただきます。
殆ど前作品の最後に記載したものと同じですが。
AIにはそれらに記載のあった当時の状況のことなどを確認しました。

お読みいただきありがとうございました。



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