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母から「やってみる前から諦めるのはやめなさい」と言われて気づいた事

車イスだから。障害があるから。などと理由を付けていろいろな事を諦めがちになってしまう人も少なくないだろう。

確かに健常者と比べると障害者は明らかに出来ることは少ない。だから、「どうせやってもできないし、私には無理なんだ」と挑戦する気持ちを無くしてしまう人が多い。

私も実際そうだった。3歳で病気になってから、子供ながらに私はいろいろなことを諦めなきゃいけないんだと思うようになっていた。

そんなある日、編み物が得意な母が編み物をしているのを見て私もやってみたいと思ったが「どうせ編み物なんてできない。材料を買っても無駄になるだけだし」と思っていた。すると母が

「あんたがやってみたいならやってみなさい!やってみないとできないかどうかなんてわからないでしょ。やってみてもできなかった時に初めて諦めなさい。やる前から諦めるのはやめなさい」と言った。

「でも母さん、できなかった時せっかく材料買っても無駄になってしまうよ?」と私が言うと

「頑張って挑戦してみたものは無駄になんてならないから大丈夫。あんたが本当にやりたいものはなんぼでもやっていいよ。その代わり、できないからじゃなくて面倒くさいからってやめるのはダメだからね」

母はそう言って毛糸を買ってくれた。母に教えもらいながら初めての棒編みでマフラーを作った。縫い目はガタガタでお世辞にうまくはないけど1人マフラーを作ることができた。できないと諦めていたものができたことの喜びは大きかった。

編み物だけでなく、お菓子作りやパン作り、折り紙 など母はいろんなことをやらせてくれた。今思えば、やる前から諦めてしまうのではなく、とりあえずやってみなさいと言った母は正解だと思う。できるかもしれない可能性があるのにも関わらず、諦めてしまうはあまりにもったいない。

そうやっていろいろなやってみたいことをやらせてもらいながら育った私は、今もやりたいことをとりあえずやってみながら生きている。

その一つがこのnoteを書くこと。私が経験してきたことや思っていることを多くの人に伝えたいと思って始めたnote。誰も見てくれないかもしれないけど、とりあえずやって続けてみようと思って更新している。少しずつだけど、共感してもらえたり・読んでるよと言ってもらえることが増えて本当嬉しい。

どうせやっても無駄と諦める性格のままだったら、このnoteは初めてなかっただろう。なんでもやってみなさいと言ってくれた母のおかげだと思う。

諦める前に行動してみることで全く違う世界が開けることもある。失敗してもできなくてもいい。

とりあえずやってみよう。

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