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お願いしますとありがとうを絶対に忘れるな

1週間の間に世の中本当にいろんな事が起こる。

1週間に一度のこのnote更新だが、そりゃあもういい事も悪い事も1週間の間に世の中巻き起こる。
中でもここ数日いろんな意味で話題になっている、とある車イスユーザーのブログがある。
なんの話か知らないって人は見てみて欲しい。

この問題について私個人的に思う事を書いていこうと思う。様々な意見があるとは思うけど、ここからはあくまでも私個人な意見です。

まず、私が旅行に行こうとする時は必ず下調べをする。
目的の場所はここはどういう所なんだろうか?行くまでのルートは?
ここまでは誰もが旅行に行く前に行う事だと思う。
それに加えて車イスユーザーである私は、その場所に車イスが行けるのか・行くまでの移動手段は車イスが使えるのか調べる。
どんなに行きたい場所があったとしても車イスが入れないのであれば行く意味がない。調べずに行って入れませんっていうのはあまり悲しすぎるから、私は必ず下調べをする。
移動手段についても私は調べる。交通機関は車イスは問題なく使えるのか?が大きな問題となってくるからだ。

今回問題となったエレベーター無しの無人駅。
どう考えても車イスユーザーが何も問題なく使えるとは思えない駅だ。
私だったら事前に連絡をして、手伝ってもらえるのか確認する。だっていきなり無人駅に3人〜4人を集めろって言われたって無理だろう。
可能なのか事前に交渉する必要があると思う。
せっかくの旅行なのに、連絡していなかった事が原因ですぐに乗れない事で揉めて時間が削られるのがもったいないと思ってしまう。

本来、健常者であればこんな事をする必要もなく自分の行きたい所に行く事ができる。それと同じように車イスユーザーがなぜ出来ないのかという気持ちもわかる。
だけども、エレベーター無しの無人駅となるとどうしたって他人の手を借りる必要がある。だとしたら、お願いの仕方があるのでは?と思う。
いきなり言われて出来る事と出来ない事があるのというのは車イスユーザー側も理解しておく必要がある。
今回の場合も駅員さんはやらないとは言っていないのだ。急に言われても人手の確保が出来ないから対応出来ないという事だけ。

まだまだバリアで溢れている世の中、車イスユーザーがスムーズにどこかに行くには事前の下調べや行き先へのお願いは必要不可欠だと私は思う。
交通機関だけでなく、行った事のない飲食店や美容室などには事前に車イスが行けるのか毎回確認している。段差があるから、狭いからと言って断られる事もあるからだ。
事前確認をいちいちするのがめんどくさいと思う事もあるし、そんな事しなくてもどこへでも行ければいいのにと思う事もある。
でも、世界中どこでも完全バリアフリーなんて現実問題難しいだろう。
行きたい所に行けず悔しい思いをする事も多々あるけど、誰かを助けてもらえば行ける所もたくさんある。

お願いしますとありがとう。

何があってもこれだけは忘れるなと、亡き母から教えだ。「あんたは他の人よりもたくさんの事を他人にやってもらわないと生きていけない。何かやってもらう時はお願いします。それをやってもらったらありがとうを言いなさい。この気持ちだけは絶対に忘れたはダメだからね!」小さい頃から何度も何度も口すっぱく言われていた。

「障害者だからって何でもやってもらって当たり前じゃないんだよ。横柄な態度を取ってたら誰にも相手にされなくなってあんたが困るんだからね。人に好かれる・可愛がられる障害者になりなさい。」とも母は言っていた。

母は若い頃に太ももの手術を受けていた。その入院中に自分勝手な障害者の人を何人も見ていたそうだ。だから娘の私が障害者になった時、自分勝手な障害者にはなって欲しくなかったから、お願いしますとありがとうを忘れるなと何度も何度も言っていたと私がある程度大きくなった時に母は言っていた。

大人になった時その母の教えが間違ってなかったのだと気付かされた。子供の頃は、うるさいな、何度も言わなくてもわかってるし!!と思う事も少なくなかった。

だけど人の手を借りて生きていかなければならない以上これはもの凄く大事な事だった。

今回の件もこのお願いしますとありがとうがあれば何か違っていたのではないだろうか。


私はこれからも、お願いしますとありがとうを忘れずに生きていきたい。

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