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【面接は確認作業!?】業務スーパー留学奨学金選考体験記②面接編!

前回に引き続き、業務スーパードリームジャパン財団の奨学金の選考体験記vol.2を書いていきたいと思います。業務スーパードリームジャパン財団は交換留学をする学生に向けた給付型の奨学財団です。語学目的の留学に対しては支援の対象になりません。支援がとても手厚いことで知られていて、北米などに交換留学する場合は月額20万円の支援があります。最近はcrazyに物価高で大変ですが…

選考は①書類選考②面接の2段階で進みます。倍率は存じ上げませんが、インターネットでは周りの友人10人が応募して3人が書類選考に通ったという話もあります。定員が700人とはいえ、競争は少なからずあるようです。

①書類選考については以下の記事で考察しているので、参考にしてください。

今回は私が受けた、面接の内容を公開します!対策についても考察していきます。

面接までのスケジュール

業務スーパー奨学金の募集期間は2回あり、私は第一回募集で応募しました。第二回募集の方はスケジュールが異なるかもしれないので、あくまで参考としてください。

12月末: 書類締切
3月中旬: 第一次選考結果が届く
4月上旬: 神戸三宮にて面接

面接では全奨学生候補が神戸に集結します。私は大阪住みなので、前泊せずに普通に電車で当日向かうことができましたが、関西に住んでいない方は、前泊する必要があるかもしれません。

面接の概要

結論ファースト。

  • 学生が10人くらいの留学先グループに分かれた集団面接

  • 学生を蹴落とすための面接ではない。奨学生にふさわしいかの確認作業。

  • 服装はみんなスーツだった

  • 1人の話す回数は3回だった

以下深掘りしていきます。

集団面接の流れ

まず控え室に学生が20人ほど集まります。そして、各学生がA, Bグループに分けられます。そして、時間が着たら、グループで面接部屋に移動するという形です。私はカリフォルニア大学マーセド校に交換留学をするので、北米グループにいました。他にもヨーロッパグループなどがあります。

私が体験した、部屋に入った後の面接の流れを説明します。

面接官は大学の教授(以後教授と呼びます)と思われる方と、財団のお偉いさんの2人でした。面接は基本教授のトークに学生が巻き込まれていく感じです。時には笑いも混ぜながら、とても面接の堅苦しい雰囲気は全く感じませんでした。

まず始めに、教授が

「今日はあなたたちが、奨学生にふさわしいかをみたいんだ。僕はあなたたちの一番の味方だし、ぜひうちの支援を受けて留学に言って欲しい。だから今日は留学に対するぜひ想いを聞かせて欲しい。」

みたいなことをおっしゃっていました。

最初の方に自己紹介を簡単にするようにお願いされました。名前と学年、留学期間を簡単に全員述べました。

面接中はほとんど教授が話していました。最初にラテラル思考についてずっと語っていました。

「一つのことを極めるのはあなたたちは優れている。しかしラテラルに物事を見てみよう。留学中にもぜひ心に刻んでおいて欲しい。」

というメッセージを面接の冒頭で熱く語られていました。

ここで留学先で学びたいことを各個人30秒くらいで簡単に説明するように言われました。

個人の留学先で学びたいことに対して、全員が教授からコメントをいただきました。

また、教授は留学に行っていない自分をバーチャルで追って欲しいということも面接中に強調されていました。そうすれば留学でしかできないこと、留学するより理由がよりクリアになるということを述べていました。

最後に財団から奨学金をいただいた場合の使い道について端的に説明するように言われました。

このように学生は3点話すことがありました。簡単な自己紹介と、学びたいこと、お金をどのように使うかです。これらも教授のトークに交じって発言していく感じです。教授が発言をしている最中に手を上げて発言することもできます。

最後に是非君たちには頑張ってきて欲しいという感じに終わりました。

このように面接とは言うももの、堅苦しくないおしゃべりセッションのような形式でした。

面接中には、次のような会話もありました。学生の中にハワイ大学に交換留学予定の学生もいました。留学先で学びたいことで学生が真面目に回答すると、教授は「ほんとにそれがハワイに行きたい理由?もっと他のこととか、したいんじゃないの!?笑だってハワイだよ!勉強だけじゃないよね!!」みたいなノリで教授も話していました。

面接は確認作業!?

面接で個人の善し悪しを判断している用には全く見受けられませんでした。変な人ではない、コミュニケーションがしっかり取れるのかなというのを確認している程度に感じました。おそらく第二段階に進んで落ちた人はあまりいないのではないでしょうか。そらく第一段階選考の時点でかなり奨学生候補を絞っているのでしょう。

教授が冒頭で伝えていた通り、重要なのは熱意をそのまま伝えることです。内容が他の学生より優れている必要などありません。自分と対話してください。自分のやりたいことをありのまま、伝えてください。無理をして自分をよく見せようとする必要はありません。

対策

確認作業の面接だからと言って、何も対策しないわけにはいきません。全員受かってるかなど確認する手段もないし、もちろん面接官よって面接の内容は異なるでしょう。私が準備したことは次の3点です。

  • もう一度申請書類に目を通す

  • 想定質問に対する回答を考えておく

  • 抽象化思考力を鍛える

もう一度申請書類に目を通す

留学内容についてリラックスして話せるように申請書類に書いた内容を復習しておくことをお勧めします!

想定質問に対する回答を考えておく

想定質問を書き込み、回答の方向性を記述しておいたWordファイルなどを用意しておくと見返せて良いと思います。面接直前にこういう質問が来たらこういう回答をするという内容が頭の中に入ったまま面接に臨むことができます。

もちろん全ての回答を丸暗記では汎用性が全くないので、あくまで回答の方向性を考えておくくらいにしておいてください。

抽象化思考力を鍛える

抽象化思考力は奨学金面接だけに限らず、様々な場面で役立つ能力だと思います。抽象化思考力があれば、例え詳しくないトピックについての話すように言われても、話を繋げることができます。抽象化思考力についてここで説明すると本題とズレるので気になった方は以下の本を読んでください。面接対策以外にも読書本として非常にお勧めです!僕が今年読んだ本の中でもかなり好きな部類の本です。

例えば、子育て支援金についての議論となったとします。しかし、あなたは子育てなどしたこともなく、どう議論に入って行けば良いのかりません。しかし子育て支援金の構造を大まかに説明すると「お金が公的機関から家庭に渡る」ですよね。この点では、奨学金も年金も同じ構造をしています。よって議論では、自分の持ち合わせている奨学金や年金の「支援期間」「支援条件」「支援対象」「支援額」などの知識を利用して、同じ構造が他にもないかなと思考することで、話をつなげることができます。

※抽象化思考力は、アナロジー思考につながります。簡単にいうとアナロジー思考とは「個々の物事の構造を捉え、その構造をあらゆる面で適用しようとする思考力」です。後日レビューの記事を書きたいと思います~

最後に

Practice makes perfect. 面接頑張ってきて!!

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