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数字ニガテ意識ある全ての人に伝えたい「分析」の基礎の基礎

この記事は🎄Money Forward Advent Calendar 2019🎄の12日目です!

note初投稿にしてアドベントカレンダー企画に挑戦します。Money Forwardに入社してもうすぐ3年の小森です☺︎現在は3日目に投稿した稲毛くんとともに「マネーフォワード お金の相談」という10月にできた新サービスの運用に携わっています。

何を書こうか色々悩みましたが、みんなまじめに仕事の話を書いているので、私も新卒時代からメインで行ってきた業務のひとつである「分析」について書きます。ただし基礎の基礎です。

分析とは?何のためにするのか

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皆さんは「分析」と聞いて何を思い浮かべますか。

- 小難しい数字が沢山並んでいる
- スプレッドシートとにらめっこで大変
- 理系の人が得意で文系の私にはとても…

など、取っ付きにくいイメージを持つ方々もいるのでは、と思います。私も学生時代、カナダに留学していた時にビジネススクールに通っていたのですが、その時は同級生がSWOT分析やフェルミ推定を賢く使い、慣れたプレゼンをするのを横目に、何を根拠に、どうやって分析をするのかわからず苦しんだ過去もあります。

社会人1年目、最初のキャリアは某赤いRの会社にて、ECのコンサルタントをしていました。そこでのメイン業務は41,000店舗分の膨大な売上データの裏側を見て分析し、自分の担当顧客により良い提案をすることでした。「新卒だから、分析できない」なんて言っていられない状況です。

分析は何のためにするのか。分析とは、今、何をするべきか自信をもてたり、後ろ盾をしてくれるものだ、と思います。

分析の基礎①細かい変化に気づく

そんな状況の中で、毎日出てくる数字を見ていると、あることに気づきます。「あのお店、毎週日曜日に売上がすごく上がっている」「このキーワード、検索数が先月と比べて伸びている」など、単体で見ていた数字をある期間でまとめて見ることにより、細かい変化に気づきます。これこそが、分析を始めるきっかけとなる要素となります。問題(≒売上が下がること)が起きてから分析を始める、ということももちろんあるのですが、日々問題を起こさないために分析を行っていました。

分析の基礎②仮説を立て納得いくまで調べる

「なぜこの状態になったか」を納得いくまで調べます。例えば、「このお店、毎週日曜日に売上がすごく上がっている」であれば、そのお店が日曜日に何か施策をしているのか、どんな商品が売れているのか、競合のお店も日曜日に売上があがっているのか、など、仮説を立て調べ尽くせる範囲で調べます。ありがたいことに、ツールが充実していたこともあり、定性的ではなく、定量的に判断ができることが多かったので、数字という納得感を持って結論を出すことが出来ました。

分析の基礎③分析を行動につなげる

分析あるあるだとは思いますが、分析しっぱなし、数字出しっぱなしになってしまっては、意味がありません。分析した内容をどのように結論付け、顧客にフィードバックし実行に移すか、が重要です。分析とは、PDCAのPLANのためにも必要だし、CHECKのためにも必要です。

共有をするときに大事なこと

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また、分析結果を行動につなげるには、他者にも理解してもらうことが重要です。顧客・上司・同僚にとって「ふぅん」で終わる情報共有ではなく、出てきた結論をなぜ実行するか、重要度を理解してもらうことが大事だと思っています。

①前提条件をそろえる

何か特殊条件や考慮すべき点があるのであれば、必ず共有をしましょう。結果を共有する上で分かりにくい言葉や専門用語の認識をそろえることも重要です。

②分かりやすい図・言葉・書体にする

適切な図でなかったり、言葉に表記ゆれがあったり、書体に気を遣っていない文字揃えがバラバラで見づらい資料を作成しないようにしましょう。(意味もなく文字が赤い、とかもよく怒られがちなやつです。)

③結論ファースト、端的にまとめる

説明する順番としては、何が分かったか、という結論を伝えてから、なぜそうなったか、をブレイクダウンしていく方が聞き手に伝わりやすいです。

ニガテ意識があった私でも出来た

私は外大出身のバリバリの文系だし、「分析」にニガテ意識があったけど、社会人になり色々な数字を見て、デキる諸先輩方(自分でツールつくっちゃったり、パワポスキルがすばらしかったりする)の背中を見て育ち、顧客に自分が作った提案を受け入れてもらって、それで売上があがる楽しさも味わえました。その後、マーケティング部に異動し、SALEの企画などをしていた際も、とにかく細かい変化を見逃さないこと、納得いくまで調べて実行すること、を意識してきました。

Money Forwardに来てからも、業界や見る数字は変わりましたが、広告の運用や企画をする際にはその意識はブラさないように心掛けている(つもりですw出来てなかったら暖かくご指摘ください|ω・`))

分析事例:急に上がったCVR

とまあ、ここまで文字(と大好きないらすとやさんの画像)でつらつらとお届けしましたが、「具体例がないんじゃ!!(゚Д゚#)ゴルァ!!」という方もいるかもしれないので、最近の簡単な分析事例をひとつお届けします。

担当する新サービスにて、12月に入ってなぜかLPのCVR(=コンバージョンレート)が先月比で2倍近くに跳ね上がる、という事象が起きていました。もともとサービス開始当初から割とCVR高く、更に上がったので異常事態です。「一体これはなぜ…!」と考えました。

仮説は2つ。

①11月からLPやお申込Formの改善施策を行っていたので、その結果CVRがあがった。(でもあがりすぎ)
②12月月初にバナーからの集客が一時的に止まっていたこともあり、そのアクセス減がCVRを高く見せているのではないか。

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結論として、②が原因でありそう、ということが分かりました。この微増分が改善施策の賜物なのかは現在まだ調査段階ではありますが、概ねの原因は特定できてすっきりしました。

分析は何のためにするのか

分析は何のためにするのか。繰り返しになりますが、分析とは、今、何をするべきか自信をもてたり、後ろ盾をしてくれるものだ、と思います。せっかく手に入る貴重なデータや社内で公開されている会社の数字。世の中には沢山分析の手法やロジックがあったり、本が溢れているので、自分の興味が赴くままに、調べてみるのも楽しいかもしれないですね。

読んでいただきありがとうございました!☺

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