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きのくに子どもの村卒業生が「きのくにトークセッション」をオンラインで開催します!

初めまして!きのくに子どもの村(以下きのくに)というオルタナティブス
クールを卒業し、今は大学生をやっている久保はるかと申します。

きのくに子どもの村って?

きのくには全国5か所に学校があります。この学校の特徴は、とにかく子どもたちが学校の主役であること。
机に座って勉強をするのではなく、建物を立てたり農業をしたり、体験学習を通して子どもたちがやりたいことを追求できる学校です。授業の内容、学校のルール、運動会や卒業式などのイベント、学校生活に関する色々なことを、子どもたちが「ミーティング」を通して決めていきます。

きのくにを説明するとなると、どこから話したらいいか分からないほど、「普通じゃない」教育方針の学校です。

そんなきのくにですが、夢みる小学校という映画が公開されてから、多くの人に知ってもらえるようになりました。
映画の予告編はこちら↓↓

夢みる小学校の上映会は、全国各地の教育関係者や子どもを持つ親が「自主上映」という形で開催しています。

卒業生として話す中で

僕は上映会後のトークショーに、きのくに卒業生として呼ばれて登壇することがあります。これまで、いろんな話をしてきました。

栃木県でのトークショー。ファシリは『夢みる校長先生』にも出演している原口さん

プロジェクトの話、寮の話、卒業後の話、社会とのギャップの話、「きのくに卒」だから感じるプレッシャーの話、「きのくにらしさ」の話、などなど。

トークショーに参加してくださる人たちにも、多様な方がいました。子どもを持つ保護者、公立学校の教員など、きのくにに興味を持つ大人はもちろん、小学生から、年配の方まで。

たくさんの質問が来て、それぞれに答える中で、心苦しいことがあります。
それは、自分は「1つの人生しか知らないということ」です。

社会に出た後、大丈夫なのか? という質問に、「僕は」大学に入ってから困ったことはありません、というしかない。しかし、他の進路に進んだ人は何か困った経験があるかもしれない。

きのくにの卒業生たちは、起業した人や、作家をしている人、公立の小学校の教員になった人など、色んな進路に進んだ方がいます。やっていることは違うけど、みんなのベースにはきのくにでの経験があると思うんです。そこには、それぞれのきのくにに行って困ったことや、逆に良かったことなどがあると思います。

「きのくにに興味がある人は多いのに、僕たちが話せる内容には限りがあるよね」と、一緒にトークショーに行った友達と話していました。

「きのくにトークセッション」をオンラインで始めることにしました!

映画『夢みる小学校』で、「卒業後のことを心配する人もいます」という前置きから、卒業生たちは進学先でのテストの学年順位が高いというデータがあったことは覚えているでしょうか?

もちろん、そのような心配をする方に対して、とても説得力のあるデータだということは間違いありません。
しかし僕は、とてもがっかりしたんです。
子どもたちを単一的な評価の枠組みから解放し、自由に、楽しく学べる学校にしよう。そんな教育方針なのに「まだ」勉強の成績で、卒業生の価値を評価してしまうのかと。その土俵で勝負しないために新しい教育をしてきたんじゃないんだろうか?と感じました。

もし僕が「卒業後のことを心配している」人たちに説明するのであれば、「卒業生と話してください。そしたら大丈夫だってわかると思います」と答えます。

映画を見るだけじゃなくて、きのくにに関わる色んな人に会ってほしい、話してほしい。そしたら、きっとそんな心配は必要ないとわかるはず。
だからこそ、トークセッションを友達と企画しました。

もう一つの理由に、きのくにのことを、もっと色々な人と話してみたいと思ったのがあります。卒業して数年経った今、きのくにの価値を感じる機会が増えました。
子どもが自分らしくいられる環境で育つ子どもをもっと増やしたい。無意味な校則に縛られるのが当たり前になっている社会を変えたい。そのヒントが、きのくににあるのではないかと感じています。だからこそ、このイベントを開催して、きのくにという小さな学校だけでなく、大きな社会まで、みんなで考えたいと思うんです。

きのくにの凄さを伝えたいのではなく、この社会で幸せに生きれる子ども、大人を増やすために、このイベントを開きます。

トークセッションは、きのくにを軸に置きながら、多様なテーマで話すオンラインイベントです。開催するテーマは毎回異なるものを設定しようと思っています。各テーマに沿ったゲストを呼んで、語り合います。

テーマ設定は、
「きのくに卒業生の進路:自営業編」
「きのくに卒業生の進路:留学編」
「きのくにに子どもを通わせた保護者」
「きのくにで働いている大人」
「きのくにの高校生はどんな人?」
「高校からきのくにに入学した人」
「きのくにから考える、学校内民主主義」
など、色々なテーマを考えています。きのくにに子どもを入れたい人、教員をやっている人、中学生で進路を考えている人、それぞれの関心のあるテーマ回に参加するスタイルです。

タイムテーブル
1時間:運営とゲストのトークショー
1時間:参加者とゲストや、参加者同士での対話・交流

各回2時間のイベントにしようと思っています。また、前半のトークショーは後日「podcast」という無料ラジオで配信する予定です。もし、自分で質問をしたり、ゲストと話す必要がないと思う方は、後日のラジオ配信をお待ちください!

第一回目イベントを、12月8日に開催します!

最初のイベントは12月8日の19時〜21時に「夢みる小学校の卒業生と保護者が話す、きのくにのこと」というテーマで開催することにしました!

きのくにに子どもを通わせたいと考えている方
きのくにの高校を考えている中学生の方
映画や本では知れないきのくにの中のことに関心のある方
色々な人に参加していただいて、一緒に深め合いたいと思っています!明後日の開催になってしまいましたが、ぜひ下のイベントページから参加を考えてみてください!

質疑応答の時間も多く取りながら、きのくにに子どもを通わせたい親御さんや、『夢みる小学校』を見て聞きたいことが浮かんできた方などと、お互いに会話するイベントにしたいと思っています。

今回のイベントが終わった後も、様々なテーマできのくにトークセッションを開催していきたいと考えているので「こんな話聞きたい!」などがあれば教えてください!

今後のイベントは以下のSNSで情報公開するので、フォローお願いします!まずはぜひ12月8日のイベントへご参加ください〜。

一緒に企画している友達のSNSはこちら↓


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