見出し画像

ひなまつり ~食べ物に込められた願いの意味~

日本には季節に合わせた行事があります
時間や季節を大切にしている日本の独自文化です

毎年三月三日はひなまつり
女の子の成長としあわせを願う日
桃の花が咲く時期であることから「桃の節句」という
桃はとても縁起のいい植物
桃の木は、中国では病魔や厄災をよせつけない不老長寿の仙木

ひなまつりはひな人形を飾ります
3/3を過ぎてもひな人形を飾っていると嫁に行き遅れるといわれています
これは昔、女性の幸せ=良縁に恵まれることによるもので、親は子の幸せを願うあらわれなのです

おひなさまは女性にふりかかる災いを実家においたままにしてくれます。おひなさまを実家において娘はお嫁にいきます。
そして残されたおひなさまは、親にとっては娘の代わりになります。
昔は嫁に行けはよその人間で、気軽に実家に戻ることはできませんでした。
娘は自分にふりかかる災いを人形が身代わりに、親は嫁いだ娘の代わりにと二つの役がおひなさまに込められています

画像4


現在では、ひな祭りにちらし寿司、はまぐりのお吸い物、白酒、雛あられ、ひしもちなどの伝統料理を食べます。

「ひなあられ」には娘の健康を祈願するという意味が込められているからです。ひなあられは四季を意味する「桃・緑・黄・白」の4色で構成されていて、「一年を通して娘の幸せを祈る」という意味もあります。

画像1

「菱餅」・・・菱形のお餅
「菱餅」は下が緑で中が白、上が赤(ピンク色)という順番で重なっています。下から緑、白、赤です。この色については、春の息吹を表しており、下から草が生え、上には花が咲くという色を意味し、それが豊穣につながり、願いごとが成就するというところにつながっています。

画像2


はまぐりのお吸い物
はまぐりは、最初に対になっていた貝同士でないと絶対に合わないと言われています。その様子から「一生涯一人の相手と添い遂げる」理想的な夫婦像の象徴として捉えられてきました。ゆえに、雛祭りにはまぐりのお吸い物を飲むのは、「娘の将来は、素敵な男性と出会っていい結婚、いい夫婦生活が送れますように」という親の願いが込められていると言われています。

日本の伝統文化のひなまつり
この時期は1/10の成人の日から3/3のにひなまつりの日まで
ひな人形の展示やお菓子が楽しめます。
日本人の私も知らないことがあり、今回は勉強になりました!
ひなまつりは親が子の幸せを願う素敵な日ですね!
それではまた!

画像3


参考文献:決定版 年中行事入門 一条真也
https://amzn.to/37EZ8KW

https://sk-imedia.com/5923
https://www.gnavi.co.jp/dressing/article/21467/

金沢の美味しいをたくさん伝えるために使わせていただきます!