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金沢で毎年7/1に食べるお饅頭【氷室まんじゅう】

金沢人が盛り上がる 食行事 【氷室まんじゅう】

↓twitterで盛り上がっている様子がわかります
https://twitter.com/haru08318/status/1403844780748988417?s=20

毎年7月1日、金沢では無病息災を願って
氷室まんじゅうを食べます

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写真は和菓子村上さんのもの

金沢のひとは、どの和菓子店で購入するか楽しむ

氷室まんじゅうにコレ!という決まりはないので
種類がたくさんあり
和菓子店によって特色がでます。

酒まんじゅうか?
麦まんじゅうか?
こし餡か?
つぶ餡か?
白餡か?
みそ餡か?
変わり種か?

食べることは大好きな金沢人は
毎年「どの和菓子店の氷室まんじゅうにしようかな」
と行事として楽しんでいます。

氷室まんじゅうの由来

「氷室」という氷の貯蔵庫が金沢にあります

江戸時代、毎年旧暦6月1日(現在7月1日)は
加賀藩が徳川幕府に氷室の氷を
献上する日と決められていました。

江戸まで無事に氷が届くようにと、供えられた氷室饅頭は、
氷室の節句に大切なものの無事を祈り無病息災を祈って
麦まんじゅうを食べる習慣として広がりました。

7/1に「氷室」の氷が無事届くこと=
「無病息災」を願って食べたお饅頭
⇒「氷室まんじゅう」

皮の色は
(正確には薄桃色)、
(読み方は「あお」)の3色で、
現在は酒まんじゅうで作る和菓子店が多いです。

氷室まんじゅうの色の意味

✓緑は新緑で『健康や長寿』
✓白は太陽で『清浄』
✓ピンクは花で『魔除け』


まとめ

7/1に食べる氷室まんじゅうは
金沢人の夏の楽しみです。

本音を言うと、無病息災を願うことは
どちらかというと後回しになっています。

「氷室まんじゅうを食べる」が
目的化しています。

しかし、この食文化があることで
加賀藩の歴史を振り返ったり、
本来の「無病息災」を願うために食べることが
職場や家庭で話題になります。

私自身は今年は
✓「板屋」の麦まんじゅう(かぼちゃ餡)
✓「河田ふたば」の酒まんじゅう(こし餡)と麦まんじゅう(黒糖餡)
✓「村上」の酒まんじゅう(みそ餡)
を楽しもうと思います。

金沢の美味しいをたくさん伝えるために使わせていただきます!