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どこを切り取るかー走れメロスー

この前、たまたま安住アナウンサーが「走れメロス」の授業をしているYouTubeをみた。


衝撃だった…!


面白いのはもちろんだけれど、「ああこういう切り取り方もあるのか」と。


「ことば」を切り取る

「物語」ではなく「ことば」としての文。

ことばのリズムの心地よさ。思わず口ずさんでしまうような言い回し。
その点に着目していたのでとても面白かった!

科目の境界線を越える

メロスの走る速度に関して、原作では「少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った」という表現がなされている。
(まずわたしはこんなふうに想像を掻き立てる表現を思いつけない、、、)

その一文に着目し、そこから「ではこれは一体どのくらいの速さなのだろう?と展開されていく授業。

安住さんの持ち前のしゃべりも相まって、聞いている方もとてもわくわくし、最終的にとても身近にあるものに例えてくれていてわかりやすかった。

国語の授業から理科の授業までさまざまなものが盛り込まれていた。

こういう「学び」がわたしはとっても好き。
ひとつのことから様々に派生していって、どんどんいろんな好奇心が湧いていく。

GooseHouseの「悪い王様のお話」

安住さんの授業の話とはかけ離れてしまうけれど、こちらも「走れメロス」のある部分を切り取った作品(曲)。

「走れメロス」では始終悪い王様として描かれている王様。

その王様に着目して、「なぜ王様はそのようになってしまったのか」ということをテーマに、この曲は作られています。

見る角度によってまた違った「走れメロス」を垣間見ることができます。


最後に

「走れメロス」はお話が面白いのはもちろん、さまざまな切り取り方ができるとても素敵な作品だなと思います。

もしあなただったらこのお話の何を相手に伝えたいですか?

本日もお読みいただきありがとうございました。






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