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人生は何が起こるかわからない①

我が家には3歳になったばかりの娘がいます。

長いまつげと、夫にしょっちゅう「どんぐりでも入ってるの?」といじられるリスほっぺがチャームポイントだと思っていますが(親バカだから!)、眉毛がキリっとしているのと、髪がなかなか伸びないせいか、いまだに「男の子?」と言われることも…。

頑固だし、やや落ち着きのないところが玉にきずの娘ではありますが、やっぱり我が子ですから、とっても可愛いですし、娘のいない人生は考えられません。

そんな私ですが、30代前半くらいまでは「子供を産まない人生」を送るつもりでした。

というのも、当時は人生の最優先事項が仕事だったからです。もちろん仕事をしていても子育てはできます。現に今もしているわけですが…

当時は学習塾の教室長をしていて、午後出社して、23時台に帰るという生活だったんです。となると、子育てしながらの勤務は難しい。

上司は、もし結婚・出産となったら、教室を離れて、本部の仕事をしてもらってもいいよと言ってくれていました。ただ「ここまでやってきたのに、もったいないよね」と言われたことも、よく覚えています。

勤めていた学習塾は、ノルマとは言わないけれど、やはり生徒数や売上の目標ががっつりあって、休みも日曜日しかないし、体育会系のノリの人もいるし、正直きついことも多かったです。

でも、生徒さんや保護者の方に喜んでもらえるのはやりがいだったし、売上に応じてお給料も上がるシステムで、励みにもなっていました。

順調に売上が伸びているところだったから、上司が言っていた通り「ここまでやってきたのに、もったいない」という思いがありました。出産することで、キャリアが中断してしまうのが嫌だったんですね。

当時は一応、結婚を前提で付き合っていた彼がいました。その彼は、もし結婚したら子供は何人…とか、よく話していましたけど、その度に「子供はいなくてもいいんじゃないかな」「私は仕事を辞めたくないよ」と言っていた気がします。

ところが、いろいろあって(そのうち書きます)、学習塾を辞めることになり、やがて彼とも別れ、今の夫と結婚しました。

結婚して一緒に暮らし始めると、不思議なもので、自然と「子供が欲しいなあ」と思うようになりました。夫と子供と一緒に楽しい家庭を築きたいという思いもあったし、この時点では、自分の中での優先順位は、仕事<家庭になっていたんだと思います。

人生の最優先事項が「仕事」だった私、子供のいない人生を考えていた私が、今では娘を溺愛(!)する母になっているのだから、人生は何が起こるかわからないものです。

次回は②として、結婚について書いてみたいと思います。



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