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親ガチャ、失敗って何だろう④

こんにちは、まどかです。この時期に気温34度…オソロシイィ…

さて、早いもので、このシリーズ4作目になりました!
読んでくださっている皆様、ありがとうございます…✨
もうすぐ完結するかな~、また新たな題名で書こうかな~と思案中です。
今回は、就活の話が主になるかなと思います。
それではまいりましょう~!

人生最大の壁にぶち当たる

なぜ最大かというと、心の内の葛藤だけで済んでた問題が現実問題に響いてきたからです。
(いや、これまでも影響はありましたけれどもね。メンヘラとかね…💦また恋愛は別で書こうと思います。)
その壁とは、「就職活動」です。
病院に就職希望でしたが、管理栄養士は欠員補充でしか募集がないので、狭き門ではありました。それでも約20施設ほど受けたのですが、落ち続けていたのです。

私の何がダメなんだろう。

かなりショックでした。
それなりに成績も良く、素行はいい。
態度も身なりも、面接で常識の範囲はクリア済。
つまるところ、人間としての中身で落とされているということではないか。

凹みましたね。病院志望の友人があっさり合格したこともあり、比較して更にどん底。
しまいには自分が社会不適合者なのではと思い始め、履歴書を書くたびに涙がほろほろほろ…という始末。

救世主、現る。

このボロボロ期に、大変お世話になった先生がいます。
本人は一見だるそうだけど、実はしっかり話を聞いてくださっていて、お世辞は一切言わない所が信頼に通じる。何故か、相談したいと思える。
そんな先生でした。

所属ゼミの教授でしたので、履歴書の自己PR文や志望動機などをよく添削して頂きました。その際に
「何が言いたいのか」「本当にやりたいことは何か」を私の中から引き出そうとしてくださったのです。

頭が真っ白になった日。

先生はきっと見透かしていたのでしょうね。
こいつ、やけに見栄を張った文章を書くなぁ、と。

私はキチンとしておかなくては!と、
「チーム医療に携わりたい」「NSTに積極的に取り組みたい」「根拠のある栄養指導を目指したい」などなど。
なんか、かっこいいことを書いていたわけです。

これが私の本心だと思っていました。
最初はわりと自信満々に添削をお願いしたのですもの。

かえってきた文章は赤字で真っ赤っか。
しかも、先生は本当にこれがどういう意味かわかっているのか?と言わんばかりに矢継ぎ早に質問してきたのです。

医師の指示と栄養療法の方針が違ったらどう答える?
何を持って根拠という?患者のためなら、医師とでもお前は戦えるのか?

今思えば、その質問は、私の考えの甘さや浅はかさを諭してくださるためのものだったとわかるのですが…
でも、その質問をされている最中
私の頭は真っ白でした。

この場からいなくなりたい


決して叱責ではない
声は穏やかで、脅迫のように迫られてもいない

けれど先生は私の返事を待たずにトントンと詰めていく

どうしてそんなことをいうの、私はそんな風に考えていたわけではないのに…

頭は反論でいっぱいなのに、喉に大きな鉛のようなものがズシンとはまったように声は出なくなり、表情も作れず、ただ黙って俯くしか出来なかった。

なんとか体裁を決め込み、トイレに行きますと早口に言い残して去るしか私には出来なかったのです。

パニックを起こしたんでしょ


大学の綺麗なトイレの便座にかれこれ30分ほど座り込み、止まらない涙を止めるのに必死。
親の前では泣くと大変に嫌がられていたので、知らずと声を出さずに泣くことが得意になっていましたし、
幽霊だと勘違いされてはいないでしょう、たぶんね。

なんとか体裁を取り繕えるくらいまで顔が回復したら、このまま帰って、先生には明日スッキリした顔で謝ろう…

との願いは叶わず。
先生は待ってくださっていたようで、
「家庭環境のことは知っていたのに、無理をさせた。
パニックになったんでしょ。辛い思いをさせてごめんなさい」と謝ってくださったのです。

初めて気づいた、わたしのこと

そこで私は、履歴書に書いていた自分の理想像は、私の望む将来の姿ではなかったこと、
小さな頃の自分が、叱責を受けるたびにパニックを起こして、声が出なくなってしまったのだと初めて気づくことができました。

「これを貸してあげよう、読むと何かの気づきになるかもしれないよ。」

そう言って渡してくださったのが、アドラー心理学を説いた書物、嫌われない勇気だったのでした。

就活はどうなったのよ?

では次回に続きます。
長くなってごめんなさい…笑
最終的にいうと、あることを境に全ての書類審査に受かり、面接にも受かるようになりました。
ほんと、笑うくらい全てに受かりました。笑
選ばれないと思っていた自分から、選べる自分へ変わったのです。

では、何に気づいたのか?
どうぞ、お楽しみに待ってくださると嬉しいです!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます!!!😭







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