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《絵本レビュー》こたつ

こんばんわ!
今日は暖かくて、ついつい、うたた寝をしてしまいました。

全国的に過ごしやすい日だったのではないでしょうか?

また、週末は寒くなるみたいなので体調管理互いに気をつけましょうね。

んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【こたつ】です。

作者は、麻生知子さん。
初版は、2020年11月です。


《ストーリーについて》

大晦日の日、こうたくんとその家族は、こたつでいろいろ話します。

お父さんは、掃除をせず新聞を読んだり、こうたくんは、宿題をせず遊んだり。(笑)

おばあちゃんと、お母さんは、おせちの準備を。

年越し蕎麦に、除夜の鐘つき。
そして次の日....。

大晦日から元旦にかけて、こたつの上で起こる日常的で賑やかな家族の物語です。

(読んであげるなら5才から、自分で読むなら小学校初級から)


《10コの好きなところ》

①表紙が、家族でこたつを囲んでいる様子が、真上からみた構図で描かれているところ。

②見返しの用紙も、コタツに敷いてある座布団の色と同じなので連動性がある。

③題字の文字は、手書きっぽい丸いゴシック体で、こたつとマッチしてて雰囲気がある。

④絵も、細部まで凝ってる!例えばスーパーのチラシや新聞、年賀状やジュースのラベルなど。

⑤文は、台本みたいに登場人物のアイコンが描かれていてその横に文が書いてある。読みやすいし新しい。

⑥本のサイズも大きいので登場人物がたくさん入るし細かい動きも見やすい。

⑦用紙の風合いも、味があって素敵で落ち着く。こたつの雰囲気と合っている。

⑧この一日の流れが、すごくリアルに描かれて、多くの人が共感できると思う。

⑨こたつの机の上に置かれていくモノが時間と共にあれやこれやと変わっていく様が面白い。

⑩最後は、届いた年賀状を家族でゆっくりみながらハッピーエンド!


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『ママ〜うちもさぁ、こたつだそうよー!たのしそうだよ?』

『こうたくんさぁ、おもちゃいっぱいだしてるねぇ、かたづけるのかなぁ』

『こうたくん、いーなぁーカニ!たべたいなぁ〜カニ!』

って、言ってました。(笑)

わたしは、こんな昔ながらの、ほのぼのした雰囲気を感じながら読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

なんか、また私が小さかった頃のことを思い出しました。

ちょうど、こんな正方形のこたつに入って、年越し蕎麦をたべたり、年賀状をみたりしてましたね。

はぁ、懐かしいですねぇ。
記憶って、良くも悪くも大事にしたいものです。

こうやって、記憶や思い出を引き出してくれるところも、絵本が持つ力ですね。

☆彡






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