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《絵本レビュー》ぜったいにおしちゃダメ?

こんにちは。
もうこんな時間ですね。
今日はほんとムシムシします。
本格的に梅雨入りか?....

はい、扇風機のスイッチを入れながら、今日もやっていきますよ!

本日レビューする絵本はコチラ《ぜったいにおしちゃダメ?》です。
これ、一時期テレビが結構取り上げてて話題になった絵本です。

作者は、ビル・コッターさん。
教師をされてた経歴もありました、なるほど。
初版は、2017年8月です。

わたしも、テレビかラジオかわかりませんが、それで知って購入したと思います。

《ストーリーについて》
この絵本には、ひとつだけルールがあります。
それは、ボタンの絵をおしちゃダメということ。
何があっても、絶対に絶対におしちゃダメなのです。

ラリーっていうモンスターみたいな生き物が、そういう風に説明してくれるのですが、説明した張本人がボタンを押したくなります(笑)

そして、読者にボタンを押すように言います....。
さぁ、ボタンを押すと...!!!

《10コの好きなところ》
①ビル・コッターさんが、教師だった経験が絵本の構成によく活かされている。

②表紙からして、ボタンの絵だけって押したくなるしザラザラ加工が紙にしてあるところ。

③1ページ目をめくると、ルールの説明が書いてあり、それはまるでディズニーランドのアトラクションを乗る前のスタッフの説明を聞いているかのよう。

④その、ボタンの色も赤色で、あたかも危険を感じさせているところ。

⑤前半、ラリーっていう登場人物がボタンを押しちゃダメだとあおるが、結局押させるという流れ。

⑥押した後の、ラリーの変化が面白い!

⑦ラリーが私たち読者を誘導するような構成になっていて、そのラリーが平たく言えばドジっ子だという性格。

⑧色が蛍光色強めなので、四次元くらいの話を読んでいるみたいになる。ラリーが宇宙人にみえる(笑)

⑨絵本のお決まりハッピーエンドがやはりいい!

⑩作者の、読者を楽しませようという気持ちがたくさん伝わる。

《読み聞かせをしてみて》
タイトルからして、ボタンを押してくれと言わんばかりのお話だったので、うちの娘たちは、2ページ目くらいですでに連打してましたね。

まだ、押すところじゃないのに(笑)

ラリーが変化するところなんて、ラリーが困り顔をすればするほどキャッキャと盛り上がってました。
そんな中、わたしは淡々とラリーになりきって読んでました。

最後なんて、すきなだけボタンを押していいんですが、私が両手で絵本を持っているので、娘2人から百烈拳をくらうがごとく、両手が痛く絵本はバラバラ振動しておりました。

《おしまいの言葉》
なんでも、ダメよダメよと言われたら逆にやりたくなりますよね。(笑)
作者の、ビル・コッターさんは人間の心理をうまく使われて絵本にされたんじゃないかなぁって思いましたね。

大好きの分、大嫌いになったりもするし、その逆もしかりですよね。
人間というのは、ほんと面白い生き物です。

さて、人間という生き物は我慢できるのかっ(笑)
ごきげんよう!

☆彡




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