見出し画像

待ち遠しいクリスマス

12月3日から、アドベントが始まる。
アドベントとは、12月25日キリストの誕生より前の4週間。
クリスマスへの準備期間でもあり、またキリストの誕生を待ち望む期間だ。

12月3日が、アドベントの最初の日曜日。
2番目は12月10日
3番目が12月17日
4番目が12月24日

最初のアドベントまでに、4つの蝋燭Adventskranzを準備する。
今年の12月3日は、その1つ目の蝋燭に火を灯す日だ。

こちらは去年の写真

4つの蝋燭が灯れば、クリスマスがやってくる。
今年も、クリスマスに向けて準備をした。
今年のデュッセルドルフのクリスマスマーケットは、11月23日スタート。
コロナ時期はクリスマスマーケットが一部しか開かれなかったので、街は味気なかった。
そして、去年も光熱費高騰のため、ライトアップ時間が短縮された街もあったと聞く。
今年も以前ほどの屋台は出ていないものの、賑わいが戻ってきた。

ドイツの伝統工芸品、パイプ人形のサンタさん。

アドベントカレンダーに何を入れようかと、お菓子を選ぶのが楽しい。

こちらは、友達がプレゼントしてくれたアドベントカレンダー。

こちらは、私の一番のお気に入り。
これは、ローテンブルクにまつわる2つだ。
私にとって、とても思い出深い街。
ガラスの玉は、本来はクリスマスツリーに飾るものだが、私は専用のスタンドを準備して、これだけは特別に楽しむことにしている。

木組みのクリスマスツリー。
木組みのツリーは、実は2つある。
一つは自宅の玄関に、一つは会社のデスクに飾る。

他にも、玄関やキッチン、トイレまで、クリスマス色に染まっている。
お店も、クリスマス一色だ。

クリスマスの前後の期間は、パートナーの実家で過ごすので、実家の大きなもみの木はパートナーの実家に着いてから皆で飾りつけをする。
これがとても楽しい。

まずは、この木を選んだ話から始まる。
ドイツでは、クリスマスの一か月前ほどから、クリスマスツリーが売られ始める。
パートナーの両親は、もみの木を育てている農家のところで、毎年買っているそうだ。
大きい物から小さい物まで、敷地いっぱいにもみの木が植えてある。
その中から、自分の好きなものを選び、自宅に持って帰るのだ。

飾り付けは、それぞれがこうしたほうがいい、ああしたほうがいいと言い続けて、去年はどうだったかな?と去年の写真を見返す。
そして、みんなで撮った家族写真を見て、思い出話が始まってしまうのだ。

ちなみに、新年に入ってから、このクリスマスツリーの回収日があり、道路のあちこちにクリスマスツリーが置かれている。
役目を終えたクリスマスツリーは、資源ゴミとして回収され、活用されるのだそうだ。

ドイツの暗く長い冬。
それでも、このアドベントの1ヶ月間は街がイルミネーションで煌めき、屋台からは美味しそうな匂いが漂い、ホットワインで体を温めた人々は、みな幸福そうに見える。

クリスマスは、たった数日のものではなく、この1ヶ月の盛大なお祝いのように思える。
12月24日には、ほとんどのクリスマスマーケットは片付けられ、静かなイブとクリスマスの日々を家族と共に過ごす。

私達は、暗い冬を乗り越えるために、明るいアドベントの期間が必要なのかもしれない。

クリスマスまでにやらなければならない事。
残るは、クリスマスプレゼントをラッピングすること。
パートナーの両親、弟家族、特に子供達、そして友達へのプレゼントは、大体何にするか決まり、すでに手元にあるものも数点ある。

私が毎年プレゼントのラッピングをする担当なのだが、パートナーはそれを見て笑う。

そんなに綺麗にラッピングをしても、プレゼントを渡したら子供達には2秒で破かれるよ。

そんな事は知っている。
それでもいいのだ。
綺麗に包んだプレゼントを渡したいのだから。

丁寧に、丁寧に、プレゼントを包む。
皆んなの喜ぶ顔を思い浮かべて、つい頬が緩んでしまう。

クリスマスが待ち遠しいのは、また皆んなに会えるから。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?