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農産物とD2Cとパッケージの関係

ふぞろいな野菜や果物に新たなブランド価値を
開封体験は、D2Cブランドの価値になる?

米国からの到来? 最近は寝具やアパレルなど自社運営ECサイトを軸にした、D2C(Direct to Consumer)ブランドが日本でも台頭して来ました。
中でも相性がいいのは、野菜や果物などの農産物ではないでしょうか?

農家の悩みどころは、流通(市場)側が売りやすいようにサイズや品質など「規格」が決められています。それらの大きさ、色、形が合わないものは流通しません。味は同じでも「規格外」となると、加工品になるものはいいですが廃棄処分になることも少なくありません。

本来消費者が求めるのは「安心・安全」な食べ物。しかし売り手は、市場での売りやすさを優先させます。そこには、とても矛盾した現実があります。

それなら通常の流通を通さず、ECを使いD2Cとして消費者とブランドコミュニケーションを取り、直接販売することは生産者にって大きなメリットです。

ふぞろいな野菜や果物に新たなブランド価値を

例え不揃いな白菜や大根、リンゴや桃であっても、ブランドコミュニケーションのやり方一つで価値がない(規格外)農産物から、「価値を見出すこと」が可能になるのです。

D2Cでは顧客にとってブランド体験の最初の接点(コンタクトポイント)は、送られてきたパッケージです。
段ボールから取り出した商品パッケージ(化粧箱)の第一印象が、ブランドの世界観を決めるといってもいいでしょう。
ブランディングとして考えられたパッケージは、ブランド・イメージを強烈に印象づけます。

英語では「Unboxing(開封の儀)」といいますが、箱を手に取り開封するときのドキドキやワクワク感を、YouTubeやTwitterなどで多くの写真や動画がアップされています。
ECやD2Cでは、生産者や消費者にとってもパッケージ/化粧箱はそれだけ大きな役割を担っているのです。

ブランドの世界観を感じさせるパッケージ
段ボール箱とは全然違う?
この貼り箱は、昨年ご相談をいただいた山梨の果樹農家さんの「桃のギフトセット」。よくある段ボールに入ってくる桃とは、全然違う印象を受けませんか?
それがこのブランドの世界観を、イメージさせることにつながります。

おひさまの恵み
贈答用の果物ギフトボックス

HOPE園さんの「お客様に感動をより感じてもらうには、桃を入れる箱にもこだわりを持ちたい」という思いを叶えるべく、貼り箱の企画・デザイン、製作をさせていただきました。

もちろんパッケージを新しくしたからといって、いきなりブランドがつくれるわけではありません。そこには当然、商品の品質や生産者の思いをどう表現するのか。
様々なことがありますが、パッケージがブランディングやマーケティングの大きな役割を果たすことは間違いありません。

農産物はパッケージによって、生産者と消費者の新しい関係が生まれるのです......。

桃・ぶどう・枯露柿の生産・販売(山梨県笛吹市)
HOPE GARDEN 代表:青木 竜一

詳細は、こちらをご覧ください。
特別な贈り物「桃のギフト」化粧箱、貼り箱

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