初心者オススメプラモ（戦車編）
以前初心者向けお勧めキットの記事をいくつか書きましたが、肝心なジャンルの一つが抜けたままでした。
プラモデルの王道、スケールモデルの花形のひとつ
「戦車（ミリタリー）」です。
リアルな迷彩塗装や重厚な汚し塗装に感心したり、ヨーロッパの街並みを行進する戦車の大作ジオラマに嘆息したり。
アニメ「ガールズ＆パンツァー」で興味を持った方も多いかもしれませんね。
初心者向けといえばタミヤのミリタリーミニチュア（MM）シリーズ一択です。
説明書のわかりやすさ、ディテールの適度な簡素化など初めて戦車を組む方には他社の選択肢はまずありません。
1/35スケールならサイズもそこそこ存在感があり、種類も豊富なのでコレクションも楽しめます。
私も小学生くらいのときから結構作っていました。（子供でもがんばれば作れます）
300種類を超えたシリーズの中から、大砲が付いたいかにも「ザ☆戦車」という佇まいで、なおかつ初心者でも作りやすい（しかもお安い！）お勧めキットをいくつかご紹介します。
1/35 ソビエトロシア T-34/76
1975年発売の古いキットで、元々はモーターで走行するキットでしたが、現在では走行機構は省いてディスプレイ用として販売されています。
こちらは1990年発売ですがベースは上のキットと同じでバリエーション違いと言った感じになります。
T-34は、戦車プラモで工作の面倒くささナンバー1である「転輪」の数が少な目で、選択次第で転輪ゴム部分の塗り分けのない仕様にもできます。
ロシア戦車はグリーン単色が標準なので塗装する場合も複雑さは無く、無塗装でもそこそこ映えます。
ガルパン好きの方ならプラウダ高校の装備としても登場したので馴染みもあるかもですね。
1/35 アメリカ M41 ウォーカーブルドッグ
T-34と同様、1975年発売で、元々はモーターで走行するキットでした。
こちらも転輪の数は少なめ・単色塗装・低価格と初心者向けの要素は揃っています。自衛隊装備車のデカールがついているのが嬉しいですね。
1/35 ドイツ パンサーA型
やっぱり王道のWW2ドイツ戦車が作りたい！という方にはこちら。
これも1975年発売で、元々はモーターで走行するキットでした。
上記2点に比べて転輪の構成がやや複雑なのですが、長砲身が映えます。
偶然ですがお勧めは全部1975年製となりました。50年も前の開発ですので精密度では古い分だけ劣りますが、まず戦車らしい戦車を作ってみたいという場合はすごくお勧めです。古い分価格も安いです。
全部古い製品だけど？
古いキットは問題も多いという記事を以前に書いていますが…
ことタミヤのMMの戦車に関しては古くてもお勧めできます。
もちろん細かいプロポーションや細部の精密度などは最新キットに劣りますが、なにより組み立てやすさ・説明書の分かりやすさが抜群なんです。なので自信をもってお勧めできます。
（※兵士フィギュアは古いのはお勧めしません）
説明書の解説記事もなかなか面白い読み物になっていたりします。
ただし50年前の記述なので今見ると誤りも多いですのでご注意ください！
また塗装指示がおおざっぱだったりもします。
1/48もオススメ
同じタミヤの1/48シリーズは1/35と比べひとまわり小さいですが、後発のシリーズな分、出来はいいのでこちらもお勧めできます。
小さくなる分パーツが細かくなることと、一部のキットに組み立てしづらいダイキャスト（金属製）シャーシ仕様のものがあることに注意してください。
特にオススメはこちら
1/48 ソビエトロシア JS-2 1944年型 ChKZ
スターリン2戦車とも言われます。2012年発売の比較的新しめのキット。
どでかい砲が大迫力、ロシア戦車ならではの単色で済む塗装と単純な車体構造なので初心者向けです。もちろん上級者も手の入れ甲斐がある良キットです。これもガルパンに登場してました。
ミニスケールは難しいよ
ミニスケール戦車としては手のひらサイズのハセガワ1/72、フジミ1/76、アオシマ1/72、他海外メーカーからもいろいろ出ています。
なんかちっちゃいし簡単なのかな？と思いがちですがそうでもありません。
ハセガワ・フジミのミニスケールは古いものが多く、かつタミヤほど親切ではないので初心者向きではありません。パーツも細かいですしサイズや古さの割に価格もそれほど安いわけでもないです。
アオシマのは自衛隊装備が中心で新しめのキットなのですがいきなり手を出すには細かいパーツが多くて少々難易度が高いかもですね。
道具が必要
ガンプラと違って、初心者向けでもニッパーなどの道具や接着剤が必要です。道具が揃っていない方はこちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
初心者向け戦車はタミヤ一択です。
海外キットなどをバリバリ作ったり大改造も余裕な上級者でも、タミヤのキットを気軽に作ることをリハビリと称して楽しんだりします。
まずタミヤをたくさん作って組み立てに慣れたら、ぜひ塗装やウェザリング（汚し）などにもチャレンジしてみましょう！
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