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慢性的な肩こりと頭痛のセルフケア 写真でわかる症状が改善するやり方

この記事は慢性的な肩こりと頭痛でお悩みの方向けに、自宅にあるものでできるセルフケアを紹介しています。慢性的な肩こりと頭痛の辛い症状でお悩みの方は、ぜひ紹介するセルフケアをお試しください。


慢性的な肩こりと頭痛が改善するセルフケアのやり方

1. 胸鎖乳突筋を見つける

まずは胸鎖乳突筋を見つけましょう。
鏡の前に立ってください。この筋肉は首にあります。

あごを軽く引いて、そのまま少し右を向いてください。左側の首に目を向けると、皮膚の下に浮き出る太い筋肉が見えるはずです。これが胸鎖乳突筋です。
その筋肉を指でたどってみましょう。耳の後ろあたりから始まり、首の前側を通って、鎖骨の内側のあたりまで続いています。
反対側の胸鎖乳突筋を確認する場合は、同じ動作を反対に行ってください。

2. 胸鎖乳突筋を引っ張る

胸鎖乳突筋を見つけたら、親指と人差し指でつまんでください。つまんだら、そのまま外側に少しひっぱりながら揺らしていきます。揺らしていると筋肉が柔らかくなるのがわかると思います。だいたい10秒くらいでそのような感覚が得られるはずです。「耳の近く」からはじめ、柔らかくなったら、指をだんだん下に降ろしていきながら、4か所くらい「引っ張って、揺らす」を繰り返します。

3. 反対の胸鎖乳突筋も引っ張る

反対の胸鎖乳突筋も同じように引っ張って、揺らしてください。

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これでセルフケアの方法は以上になります。

このセルフケアに関するQ&A

Q. このセルフケアの効果はどのくらいで現れますか?

A. 試していただいた直後から効果を感じる方もいらっしゃいます。痛みの強い人は2週間は続ける気持ちで試してみてください。

Q. 1日に何回行うのが適切ですか?

A. 何回やってもらっても構いません。肩の凝りを感じたときにやってみてください。ただしやり続けるのはオススメできません。やり過ぎは、筋肉を痛めてしまうからです。一度のセルフケアは5分を超えないよう注意してください。

Q. 胸鎖乳突筋を引っ張る強さはどの程度が適切ですか? 痛みを感じるほど強く引っ張っても大丈夫ですか?

A. 痛みは感じない方がいいですね。もし痛みを感じるようなら「つまむ力」が強すぎると思います。

Q. セルフケアの前後に気をつけることはありますか?

A. 冷やさないことです。せっかく筋肉がほぐれても冷やしてしまっては効果が出にくくなってしまいます。

Q. このセルフケアを長期的に続けることで、慢性的な症状は完全に改善する可能性はありますか?

A. 頭痛の予防にこのセルフケアを取り入れてもらっている患者さんも症状が出ていないとおっしゃってくれています。

Q. 他の治療法(マッサージ、鍼灸など)と併用しても良いですか?

A. 基本的には、問題ありません。

Q. このセルフケアを行うのに最適な時間帯はありますか?

A. 「肩の凝りを感じたとき」「寝起き」「仕事から帰ってきたとき」がオススメです。あとは「お風呂に入りながら」やっていただくのも効果が出やすいのでオススメです。

Q. 症状が改善した後も継続して行う必要がありますか?

A. 予防にも使えますので、歯磨きのように毎日の習慣にしていただきたいです。

このセルフケアで慢性的な肩こりと頭痛が改善する理由

胸鎖乳突筋を引っ張ると、肩こりの原因である僧帽筋がほぐれ、頭痛の原因である後頭神経の圧迫が解消できるからです。

胸鎖乳突筋は、肩こりと頭痛の両方に深く関わっています。肩こりの原因となる僧帽筋とは同じ神経に支配されており、まるで双子のような関係にあると言えます。さらに、頭痛は「後頭神経痛」といわれるのですが、胸鎖乳突筋から頭に向かって伸びる後頭神経が関係しています。
そして、この胸鎖乳突筋をほぐすことで、双子の関係にある僧帽筋も同時にリラックスし、肩こりの緩和につながります。そして、後頭神経への圧迫が解消されることで、頭痛も軽減されるのです。

誰でもどこでも簡単に行えるセルフケア方法です。ぜひお試しになって肩こりと頭痛の解消に役立てていただきたいと思います。

もし治らない慢性的な肩こりと頭痛に悩まれている場合は、こちらの記事もご覧になってみてください。

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