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萩っ子の青春記録

おいでませ。玻璃です。
今日は箸休め回。
中学時代に友人とよく通った場所やお店を振り返ってみる。

思い出として一番残っているのは菊が浜だ。
いつも話に出てくる萩市を代表する海水浴場。

この浜には夏に泳ぎに行った思い出ももちろんあるが、この頃の萩の若者はなんと言っても手漕ぎボートの思い出だろう。

よく公園や湖などでも見かける三人乗りの手漕ぎボート。
菊が浜に貸しボート屋さんは何軒かあったが私たちのお気に入りはシーズンオフでもやっている浜から少し入った運河にあるボート屋さんだった。

そこから乗って海に出て沖の方まで漕いでいく。
もちろんライフジャケットなんて、存在すら知らない。
「漁師なのか?」というくらいの荒海でも私たちは中学校の制服を着たまま沖に出る。
もちろんいつも荒い海ではなく、春や秋の凪の時はプカプカ海に浮かびながらおしゃべりする時間は最高に楽しかった。今なら船酔い間違いなしだが。

萩にはたくさんの修学旅行生が来ていたが、その生徒たちもボートによく乗っていた。
ボートがひっくり返っている生徒をよく見かけたが、禁止にならない昭和は良き時代だ。

あと、足繁く通っていたのはレンタルレコード屋さん。
長髪のバンドマンのお兄さんがいつもレジにいて、貸し出しをやってくれた。

アイドルやロックはもちろん、その頃私たちの間で人気だった小林克也の「ベストヒットUSA」の影響で、洋楽もたくさん借りた。
マドンナ、Wham!、カルチャークラブ、デュランデュランなどなど。

そして何故かひと世代前のフォークも借りた。
風、グレープ、かぐや姫、オフコース。

そうやって家でレコードを聴くのもいいが、レコードといえばもうひとつ思い出がある。

萩市民館で開催されていた「レコードコンサート」

ホールで大音量のレコードを聴く。
いろんなジャンルを聴くことができる。
友達同士や学生のカップルなど、若者がたくさん来ていたが、みんな静かに聴いていた。

ジャパニーズロック代表の「アースシェイカー特集」をやっていた時もライブのように盛り上がるでもなく、ロックでもじっと聴く。なんだか妙な感じだ。

どうやら主催は高校の先生だったようで、趣味でやっていたのか無料だった気がする。
「◯月◯日 これかけます!」という手書きのセットリスト的なチラシが貼ってあった。

そして、お腹が空いたらいつもの映画館下にあるデイリークィーンでハンバーガーか、福田屋のお好み焼きで腹ごしらえ。

その他にも萩城跡の指月公園や藍場川など「写ルンです」を持って出かけた。
城下町に住んでいると毎週末観光客気分だ。

美しい景色に囲まれて、
美味しい海鮮を食べ、
吉田松陰先生の教えを小学生の頃から叩き込まれた私たち萩っ子。

今でもいろんなことにチャレンジしている友達や先輩後輩が多いところを見ると、過激な倒幕派の代表格として影響を及ぼした新しいもの好きの長州藩の血を脈々と受け継いでいるのだと感じる。

そんな故郷を今は誇りに思っているし、大切な場所。

次の帰郷が楽しみだ。
ではまたお会いしましょう。


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