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親子関係・親子の対話

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「親業」で得た経験をはじめ、親子関係や親子の対話について書いていきます。
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「私メッセージ」成功のコツは要求を言わないこと

 親業を学んで以来この5年間、子どもとのコミュニケーションは、「私メッセージ(Iメッセージ)」や「能動的な聞き方」を意識して行ってます。  ただ、学んだ後の時間が経つほど忘れていってしまうもの……先日久しぶりに振り返る機会があり、改めて意識して「私メッセージ」で話したら子どもとの会話に変化があったのでメモしておきます。 私メッセージって? 親と子は対等という前提でコミュニケーションをとる「親業」の中では、私メッセージは次の3点が大事と言われています。 ・相手の行動 ・私

「お姉ちゃんが譲りなさい」以外の、子どもの対立を解決する対話アイデア

 子どもの頃「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい」「お姉ちゃんだから、譲ってあげなさい」と言われるのが、不平等な気がしてイヤでした。  それでもつい、「お姉ちゃんだから…」と言ってしまいたくなるような、兄弟喧嘩ってありますよね。  最近我が家では何かお互いに譲らない喧嘩が起きた時、「損する方が、ほかの良い利益を追加できる」方式で、2人で話し合ってもらうようにしています。  例えば先日は、【お父さんがいない日に、お母さんと子どもたち3人で寝られる!誰がお母さんの隣で寝るか

進級・クラス替えでストレスフルな小2の子どもとの向き合い方

 4月は進級&クラス替えがあり、毎晩家で大荒れな小2の我が子。  明らかにいつも以上にイライラ、そして普段まったく問題ない会話や行為がすぐ地雷になり爆発!という日々が続いていました。  今日はそんな我が家の子どもとも向き合い方、リアルタイム進行中のものをまとめておきます。 子どもと向き合う毎日の心持ち無理しない  常にイライラしてる人がそばにいると疲弊しますよね…そして、こちらまでイライラしてしまったり…  頭では、「きっと毎日学校で頑張ってるから疲れてるんだよな」と思っ

家族全員Win-Winで楽しく過ごすコツ

 下の子が3歳になった頃から、「子どもと遊んであげる」ではなく「家族みんなで楽しむ遊び」が一気に増えてきました。  せっかく一緒に過ごすなら、子どもだけじゃなく私も一緒に楽しみたい。  そんなコンセプトの我が家の、家族全員Win-Winな遊びや週末の過ごし方を紹介したいと思います。 「遊んであげる」はツライ 「いないいない〜ばあっ!」といった単調な本の読み聞かせに始まり、積み木、お絵描き、ごっこ遊びと進化していきつつも、私はどうしても「子どもと遊んであげる」時間が楽しくあり

親と子の1on1 〜小1からできる、親子の対話〜

 上の子が小1になってから、「学校行きたくないな」とか、嫌なことがあったと大泣きする日が時々出てきました。  しっかり定例の1on1までは行かないまでも、定期的に子どもと1対1でじっくり対話する時間が必要だなと思った出来事があったので、まとめてみます。 誘い方・場所 我が家では、「久しぶりに、二人でデートしよっか!」と誘うようにしています。  また、デートらしく、家の中ではなく、近場のカフェなどに行っています。家の中だと下の子が話しかけてきたり、日常感があるので、あえてちょ

親子のイライラを減らす「イエローカードうちわ」の効果

 日々子育ての中で、「言っても言っても子どもが動かない!」とイライラすることはありませんか?  我が家の場合は、主に部屋の片付けで、「ほら〜片付ける時間じゃない〜(微笑みモード))→「あれーまだ片付けてないのー?(怒る直前モード)」→「片付けてって言ってるでしょー!(怒りモード)」となることが多いです。  が、本当はイライラ怒りたくないんですよね、、、怒られて動くというのも健全じゃない気がするし、お互いに気持ちよく生活したい。  なんでいつも怒られないと動かないの?と聞

やっぱり親が勝手に決めるより、子どもと一緒にwin-winを見つけた方がスムーズだった話

 子どもが小1になって宿題が出始めた当初、「忘れないうちにやろう」「習慣をつけないと」と思い、私が勝手に決めたタイミングで宿題をさせてました。  それは、「学童から帰宅したらすぐやる」というもの。プリント類はやってきてくれてるのですが、音読や算数カードは家でやらないといけないので、丸付けをしながらその2つを「すぐ」やってもらってました。  ところが……帰宅直後は、「お腹すいた」「眠い」「疲れた」の三重苦?!で、ダラダラと時間がかかって全然進まない、いつもお互いにイライラと

なぜ娘の「靴下の王子様履き」を見守っているか

 何が本人にとって良いのかはまだわかりません。  が、今日は「親から見たら微妙!」でも「子ども本人は気に入ってる」ことを、一旦見守ってみているという話です。 靴下の王子様履きって?  私が勝手に言ってるだけですが、こちらのことです。靴下をズボンの上にONして履くスタイル。 理由を聞いてみた 親からしたらダサイじゃないですか(一周回っておしゃれということがあったらスミマセン)。保育園のお友達でも、5歳ともなると、みんな靴下はズボンの下に綺麗に収まってます。  どうして逆な

親子関係がスムーズになる 「親業」について

 noteを書き始めて、当初の予定以上に「親業」での実践記録を書きたい自分がいました。  どこかに一つ、ちゃんと説明したものが欲しいなと思い、まとめてみます。 親業とは? 親業とは、親と子は対等な立場であるという前提で、親子のコミュニケーションについて学ぶメソッドです。  公式の本はこちら。  ただ、本だけだと難解だったり、行動に移すまでが難しく、親業訓練協会が実施してる「親業訓練講座」の受講がおすすめです。 親業にハマったきっかけ 下の子が生まれ、当時4歳だった上の

にこにこ法その後・・・ 5歳児、自分で決めたことを守れず号泣&カイゼン

 1か月前に上の子(5歳)からの提案でやった「にこにこ法」。自分で決めた約束を破ってしまった時に、驚きの行動をしていたので記録です。 にこにこ法とは? にこにこ法とは、「親業」では勝負なし法というやり方の、我が家流呼び名です。親業とは、「親と子は対等」「子を信じる」ことを前提として子どもと接していくメソッドです。  簡単にいうと、親が「こうしなさい!」と一方的に決めるのではなく、子どもが主体でどうしたいかを、親も子どもも納得できるやり方で決めるというものです。  詳細はこち

親子でwin-win解決策を探る 親業の「勝負なし法」

 先日嬉しいことがありました。初めて上の子から「にこにこ法をやろう!」と言ってくれたのです。にこにこ法とは、親業では勝負なし法というやり方の、我が家流呼び名です。これまでの我が家のにこにこ法を少し紹介してみたいと思います。 親業とは? 親業とは、「親と子は対等」「子を信じる」ことを前提として、子どもといかに接していくかを学ぶもので、親と子は上下関係で指示命令するのではなく、対等の関係で対話をしていくことが基本となってます。 勝負なし法とは? “勝負なし法”とはその名の通り

子どもとPoints of Youで振り返り

 上の子(5歳)とは、時々振り返りにコーチングツールのPoints of Youを使うようになりました。 どんな時に振り返り? 今の所、何か区切りがいい時や、つらいことがあったみたいだなというタイミングを見て振り返りをするようにしています。  例えば、緊急事態宣言下で保育園に行けなかった時期は月ごとの振り返りをしていたり、最近は半休をとって上の子とのデートタイムに今週の振り返りをしたりしています。  振り返りという言葉は難しいですがそのまま使っていて、「振り返りをします!