マガジンのカバー画像

親子関係・親子の対話

51
「親業」で得た経験をはじめ、親子関係や親子の対話について書いていきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

家族で思い出を共有する「写真」の活用法

 皆さんは大量に撮ったお子さんの写真をどう活用してますか?  赤ちゃんの頃は、「ノハナ」のような毎月残せる系もいいな〜と思いながらもズボラな私には合わず断念。  また、最近だと「おもいでばこ」のようなスマホもデジカメもまとめやすい便利な機器もあるようですが、結局我が家は次の3パターンのやり方におさまりました。 我が家の活用法3パターン①日々の思い出はアレクサに  我が家はリビングにアレクサのEcho Showを置いて、日々の生活をサポートしてもらってます。時計がわりにも使

声かけ1つで変わる、子どもとのアート鑑賞

 4歳男子+小2女子と一緒にモネ展に行ったところ、想定外に楽しんでくれたので、鑑賞時に意識した声かけをまとめてみたいと思います。 これまでのアート鑑賞 私自身、アート・美術に詳しいわけではないですが、気になる展示があったら折角だから…と子どもも一緒に観に行くことが時々ありました。  でもいつもは、こっちはゆっくり観たいけど、子どもはあっという間に飽きて、「早くー」「まだー?」の連続、あっという間に終了!というケースばかり…  折角観るんだから、お互いに楽しく観れないかな?と

さみしい!が伝えやすくなる、我が家の「ぎゅーポイント」

 この1年ほど導入してよかった〜と思う、我が家の「ぎゅーポイント」制をご紹介します。 ぎゅーポイントとは? 「もっと、ぎゅーっとして甘えたい!」という時に、「今、ぎゅーポイント足りないよー」とか、「まだ今日は0ポイント……」、「あと10ポイントほしい!」みたいに、親子共に使っている言葉です。  実際にポイントが貯まるというよりは、基準自体は人それぞれでOKで、自分の気持ちを話しやすく&伝わりやすくするキーワードです。 ぎゅーポイントを始めたきっかけ 去年上の子が小1の時

小さな時から「子どもの選択」を尊重すること

 この夏、小2のママ同士で、夏休みの宿題の話から、「子どもの自主性はどうやって育つのか?」で盛り上がりました。  何が答えか最後までわからないのが子育て、とは思いますが、今日は私がこだわっている、「子ども自身に選択してもらうこと」についてまとめてみたいと思います。 我が家の「子どもの選択」場面 まだ言葉が話せない頃から、「この服とこの服、どっちにする?」と、なるべく服を自分で選んでもらえるようにということを意識していました。  慣れてきたら、選択式ではなく、自分で選んでもら

「お姉ちゃんが譲りなさい」以外の、子どもの対立を解決する対話アイデア

 子どもの頃「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい」「お姉ちゃんだから、譲ってあげなさい」と言われるのが、不平等な気がしてイヤでした。  それでもつい、「お姉ちゃんだから…」と言ってしまいたくなるような、兄弟喧嘩ってありますよね。  最近我が家では何かお互いに譲らない喧嘩が起きた時、「損する方が、ほかの良い利益を追加できる」方式で、2人で話し合ってもらうようにしています。  例えば先日は、【お父さんがいない日に、お母さんと子どもたち3人で寝られる!誰がお母さんの隣で寝るか

前向きになれる合言葉、「シカ」じゃなくて「ニモ」!

 最近我が家で流行らせようとしてる合言葉は、「シカ」じゃなくて「ニモ」だよ!です。  どういうことかというと……  やや繊細ちゃん気質で小さなことでもすごくマイナスに捉えて泣いたり怒ったりが多い上の子に、ポジティブなものの見方も知ってほしいなと思ってはじめました。  よく聞くコップの半分の水の話って知っていますか?コップに半分水が入っている時に「これしかない」と見るのか「こんなにある」と見るのか、というやつです。  【シカ】は、「これしかできなかった」「これしかもらえな

テストを対話のツールに使う ー子どものテスト、点数以外に着目するには?

 子どもが小学生になり、テストを持って帰ってくるようになりました。  最近、社会構成主義第一人者ガーゲンの「何のためのテスト?――評価で変わる学校と学び」という本を読んでることもあって、ただ点数をほめるのは良くないなあと強く思うように…。  そんな私がこの数ヶ月気をつけているのは、点数以外のことに着目して、テストを対話や振り返りのためのツールとして使うことです。  私が気をつけていることを簡単にまとめてみました。 点数以外の着目場所▶︎点数は良い時だけ言及  私自身は親か

進級・クラス替えでストレスフルな小2の子どもとの向き合い方

 4月は進級&クラス替えがあり、毎晩家で大荒れな小2の我が子。  明らかにいつも以上にイライラ、そして普段まったく問題ない会話や行為がすぐ地雷になり爆発!という日々が続いていました。  今日はそんな我が家の子どもとも向き合い方、リアルタイム進行中のものをまとめておきます。 子どもと向き合う毎日の心持ち無理しない  常にイライラしてる人がそばにいると疲弊しますよね…そして、こちらまでイライラしてしまったり…  頭では、「きっと毎日学校で頑張ってるから疲れてるんだよな」と思っ

お互いに、お互いが、よいカガミでありたい

 子どもから突然こんな手紙をもらいました。  読んだ瞬間涙目になったのはもちろんなんですが、これって「鏡」だなって思いました。  私、なるべく心がけつつも、全然優しくない時ばかりで、イライラしちゃうことも多いんです。  でも、「やさしいね」って言われると、自分のやさしさを再認識して意識するようになるし、こちらがやさしくしてると、向こうもやさしい雰囲気になったりする。  お互いに、やさしくなれると、それに呼応してお互いにやさしくなる「鏡」のような存在だなあと、言語化して

真面目な話が苦手な子どもと、絵本なら対話ができると気付いた話

 よくしゃべる上の子と違い、下の子は真面目な話をしてもおちゃらけられてしまって、中々しっかりと対話ができないことに悩んでました。  そんな中、先日タイアロジック・リーディングについての話を聞き、久々に絵本の読み聞かせをしてみたところ、すごく自然に対話ができました!  ダイアロジック・リーディングについては、絵本のオンライン読み聞かせサービスをしている「YOMY!」が取り入れてる手法。  絵本の物語をただ読むのではなく、「これは何かな?」「どう思う?」など、対話をしながら

家族全員Win-Winで楽しく過ごすコツ

 下の子が3歳になった頃から、「子どもと遊んであげる」ではなく「家族みんなで楽しむ遊び」が一気に増えてきました。  せっかく一緒に過ごすなら、子どもだけじゃなく私も一緒に楽しみたい。  そんなコンセプトの我が家の、家族全員Win-Winな遊びや週末の過ごし方を紹介したいと思います。 「遊んであげる」はツライ 「いないいない〜ばあっ!」といった単調な本の読み聞かせに始まり、積み木、お絵描き、ごっこ遊びと進化していきつつも、私はどうしても「子どもと遊んであげる」時間が楽しくあり

「男らしさ、女らしさ」意識を減らすのに最強なのは学校なのか?

 「男らしさとか、女らしさとかって、無いんだってー」と、ある日突然小1の娘が話してくれました。  それで思い出したのが、保育園の時、どれだけ男女で色は決まってないよと伝えても、「でも◯◯ちゃんは、女の子はピンクって言ってた!」と言われたこと。  家庭教育>学校教育>社会通念 なのかなあ〜と思わず思ってしまったので、これまでの経緯をまとめてみました。 子どもの意思が芽生える前 私自身、自分が子どもの頃から「女の子らしさ」に違和感を感じていたこともあり、子どもが産まれてからなる

親と子の1on1 〜小1からできる、親子の対話〜

 上の子が小1になってから、「学校行きたくないな」とか、嫌なことがあったと大泣きする日が時々出てきました。  しっかり定例の1on1までは行かないまでも、定期的に子どもと1対1でじっくり対話する時間が必要だなと思った出来事があったので、まとめてみます。 誘い方・場所 我が家では、「久しぶりに、二人でデートしよっか!」と誘うようにしています。  また、デートらしく、家の中ではなく、近場のカフェなどに行っています。家の中だと下の子が話しかけてきたり、日常感があるので、あえてちょ

気にしいタイプの繊細ちゃん(HSC)におすすめの1冊

 小1の我が子はちょっと繊細ちゃん(HSC)傾向があり、都度向き合いながら過ごしてます。 ※詳しくはこちら  小学校に上がって、一番悩んでたのは友達関係。小さな言動一つひとつで、「嫌われてるんじゃないか?」とすごーく不安になってしまうようで……  入学して半年、何度も泣きながら、こういうこと言われた、学校行くのが怖い……ということがありました。  そんな時、小学校の教員の友人から勧められた本がとてもヒットしたのでご紹介です。 「だいじょうぶ 自分でできる心配の追いはらい