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親の主観をなるべく取り払って、子どもの話を聴き出すこと

 下の子年長は、興味関心は広くあるものの、「習い事はしたくない」という意思表示をこの1年くらいずっとしています。

 私としては、無理に習い事をさせる必要は全くないし、やりたくなったらやればいいとは思ってはいるものの、一方で何か夢中になるものを見つけて長く取り組んでくれたら嬉しいなあ〜ともつい思ってしまいます。
 特に、上の子の時は年長から本人の希望で習い事を始めたので、兄弟での体験格差みたいになったら嫌だよなあ…と言う思いも…

 親の視点でいうと、「なんでか知らないけど習い事はしたくないらしい」「きっと人見知りだから知らない人のところに行くのが嫌なのかな」「興味はあっても打ち込みたいほど好きなことがないのかも」と思ってました。
 ところが、ある日ふとしたきっかけで、なぜ習い事をしたくないと考えているのかを聞ける機会がありました。

 何かの話の流れで、フラットに「そういえば、なんで習い事したくないの〜?まあ別にしなくてもいんだけどさ」と聞いたところ、思いもよらぬ答えが…

 「ぼくさー、できないから、したくないの」

 「……???」最初、なんのことだかよくわからなかったのですが、聞いていくとどうやら、上手にできてないことを、習い事としてやりたくないとのこと。
 親からすると、「えー!むしろできないから、習いに行くんじゃん」と思ってしまう回答ですが、ぐっと飲み込み、「そっか、うまくできないのが嫌だから、習い事は嫌なんだね」と受け止めてみました。

 ようやく聞けた本音に驚きつつ、親の主観で決めつけたり、せっかく話してくれたことを否定しないことって大切だなと思った出来事でした。

 なんでも話してくれて言語化も得意な上の子に比べ、下の子は少し苦手そう(思考はしてるけど、言葉に出して話すのが恥ずかしそう)なので、これからもゆっくり、私の主観を押し付けずに話を聴き出したいなと思います。

#親子関係 #育児 #子育て #親子の対話 #親子の会話  #対話 #コミュニケーション #能動的な聞き方

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