見出し画像

イベント参加「カタチにすることー紙工と思考ー」

カタチにすることー紙工と思考ー

福永紙工の山田明良さんと篠原紙工 の篠原慶丞さんが語るイベントに参加してきました。

作り手のワクワクを大事にしたものづくり、心を豊かにするものづくりについて。

お二人とも、継いだ紙工会社をご自身の代で面白い仕事を増やしていった方。

・ワクワクする仕事をどう増やしていったのか
・何を持ってワクワクかということを徹底して考えた
・前提を疑う
・デザイナーにはもっと狂気さがあってもいいのではないか
・仕事はクライアントがどれだけ熱を持っているか
・斜陽産業だからこそ影響力の伸び代がある
・集合的無意識が共有している美について
・打ち合わせの場では自分が一番そのキャッチ力やセンサーを持っていると信じ、日々審美眼を鍛えるほかないのでは

興味深いお話満載でした。

特に、紙の本について
「電子書籍と紙の本は体験として全く違うものなのではないか」
「若い頃から大切にしていた詩集には、よく読んだページが汚れているかもしれないし、においも変わるし、経年変化していく。それはもう視覚としての情報だけだはない多くのものを受け取っている」
あえて限りある資源を使って本を作ること。それは贅沢なことであり、感謝であると。

もうこのお話を聞けた時に、ああ、私は本作り、特に紙の本を作りたいと思う気持ちに間違いはなかったんだと
こんなに素晴らしいものづくりに関われていて本当に良かったと改めて思いました。

「斜陽産業と言われているが、影響力としての伸び代はむしろあると思っている。紙のものがなくならいよう、それにどれだけえ抗えるか。紙の価値を、未来を作っています」

素晴らしいイベントでした。
そして紙好きな方が語る熱い世界に浸れてとんでもなく幸せな気持ちになりました。

帰りも一緒に行ったメンバーで、あれはああだった、こうだったのか、こう思ったなぁと語りながら帰る夜。
そんな人たちと一緒に進めていてとても嬉しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?