奄美の作業療法士、宿を建てるまで。

初めまして!

奄美大島に住んでいる作業療法士のHARERUです!

障がい者や高齢者向の旅行支援がしたいと思い、宿を始めることを決めてから2年…。始めての起業で何をどう始めたらいいのか全くわからず、気がついたら時間だけが経過していました。。

去年の12月から色々なご縁で起業を応援してくださる方とたくさん出会い今着々と進んできています。

「宿をやる!」と決めてからリハビリの仕事をやめ、勉強がてら実際にホテル働いてみるも、慣れない業務に日々疲れ切ってしまい、精神的にも不安定、ただただ業務をこなすだけになってしまっていました。

そして、「本当に自分がしたいことが何なのか?」「何のために今ホテルで働いているのか?」がわからなくなってしまっていました。

周りの人に「今は何の仕事をしているの?」と聞かれると、

「今は勉強のためにホテルで働いてます!」というけど、それはただ起業することが怖いだけの言い訳。

自分でも進みたい方向性がわからなかくなり、「焦り」と先が見えない漠然とした「不安」に押しつぶされそうになり、

「もう仕事も夢を持つことも辞めたい」と何度も思うようになりました。

宿の企業と並行して訪問マッサージを検討していた私は、ホテルの仕事を辞めて訪問マッサージのみを今後行いたいことを支配人に話すも

「今辞めたら、何にもならないよ?もう少し考えてみて」と言われ、それから毎月面談を持ってもらうことになりました。

そこで、ブレブレの方向性で毎回違ったことを話す私に

「君はもしかしたらADHDがあるかもしれないよ?一度診てもらった方がいいかもしれない。」

と、言われました。

自分でもな何となくその気があるなと思っていたので、すぐにメンタルコーチンングを申込、スクリーニングでADHDの検査とメンタルのコーチングを受けました。

結果は、軽いADHDがあるだろう。とのこと。

何だか、この頭の中がまとまらない感じが、ADHDの影響もあるんだと思うと、少し気持ち的にも楽になりました。

また、検査結果から「強い不安感」「親を信じているようで信じていない」「人に依存傾向にある」などいくつかの問題点が挙げられました。

私の場合、漠然とした「強い不安感」により自信が低下し、ミスがおき、さらに自信を無くしていく。という負のスパイラルができているということで、まずは不安感の軽減を図ることから始めました。

内容としては、幼少期の頃から順に感じた辛い出来事や記憶に残っていない潜在の記憶を掘り起こし、その時解決できなかったことを一つ一つ紐解いて解決していくというものでした。

・辛い出来事としていくか挙げられたことは

① 3〜4歳の頃、兄2人と父と野球をして遊んでいた際に、父に言われた一言。「お前は投げ方がおかしいから野球はするな」幼いながらにとても傷つき自信をなくしたのを覚えています。

② これはきっと、1〜2歳の時に感じていたのかな。暗闇にひとりぼっち。母から置いてけぼりにされて1人ですごく寂しく、怖くて涙を堪えているようなイメージ。

③ 最後は中学生の頃。通学用の自転車が何度もなくり、学校から離れた場所で見つかったり、上履きが隠されていたり。家庭的にも裕福な方ではなかったので、親には何も言えないし、友人にも話すことができなかった。

目を閉じ、一つ一つ頭に思い浮かんだ問題点を一つ一つ紐解き、その時、かけて欲しかった言葉、発したかった言葉を声に出していくことで本当に心が楽になりました。

3ヶ月コーチングを受け、自分と向き合い、自分を知ることで、「自分が何者なのか。」「自分がやりたいことは何なのか。」が明確に見えてきました。

・「自分は高齢者や障がい者への偏見や差別のない、みんなが明るく過ごせる世の中を作るための使命がある。」

・「そのために、外出支援をする。宿をする!」

メンタルコーチングを受けてから、自分は親を信じているようで、全然信じることが出来てなかったんだな。と思えました。

私は初めて両親に、「宿をするために頑張りたいって思う。だから、父ちゃん、母ちゃんにも応援してほしい。たまには、気にかけて頑張ってるか?とか声をかけてもらえたら凄く嬉しい。」と、素直に自分の気持ちを話すことができました。

「自分の息子を応援しない親がどこにいるか。いつも応援してる。言わんくてもわかるだろう。って思って何も言えなかった。ごめんや。」

と言われ、涙が流れました。

一番身近にいる人に応援されることがこんなにも嬉しいんだ。と、心の底から思えました。


こうやって、自分が変わることで、周りの人も反応が変わり、応援してくださる方も多くできるようになりました。

少しずつではありますが、夢に向かって頑張ります!

いつも支えてくれる、両親や友人、仲間たちに本当に感謝しています。

ありがとう。



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