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暑い!暑い!なんでこんなに暑いの?をSDGsの観点で考えてみた!

連日、暑さの中、みなさんお疲れ様です。。。
まだ梅雨明けもしていないのに、こんなに真夏日が続くのでしょうか…もう暑さで倒れてしまいそう…
そんな暑い日々が続くのも何か原因があるはず!今日はなぜこんなに暑くなっているのかをSDGsの観点で調べてみました!

ちなみに今年の暑さの原因は
炭素排出量の増加
・気候変動
・ + エルニーニョ再来
だと言われていますが…その原因は一体なぜなのでしょうか!?


2023年は「観測史上最も暑い年」になる可能性も!?原因は?

衝撃なのですが…今年すでに気温が過去最高を記録しています!!!
ベトナムで44.1℃強、ミャンマーで43.8℃。スペイン、ポルトガルは一部の都市で4月の気温記録を更新。そして、ヨーロッパの多くの国々では、今年1月に過去の同月の記録を塗り替え。
…これはやばい。やばいのです!!
なぜなら、この異常気象は、今後2年間に世界が直面する危機のトップ10のうち2番目となっています。今後2年間って、あっという間にきちゃいますよね!!
この異常気象の解決のためにSDGsでも目標がたてられています。SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」に当てはまります。
今年の暑さの原因の1つでもある【炭素排出量の増加】にもある、【炭素】は地球温暖化の原因となるCO2(二酸化酸素)などの温室効果ガスの排出のことです。温室効果ガスは、太陽光の熱を蓄え、地表の温度を一定に保つ働きを持った気体で、温室効果ガスがないと、地球の平均温度はマイナス19℃になるといわれていています。無ければ無いで、地球で生物が生きていける環境が保たれなくなるので困るものなのです。
しかし、18世紀の産業革命以降から、石炭や石油などの化石燃料を燃やし、たくさんのエネルギーを得るようになった結果、大気中の二酸化炭素が急速に増加。これが地球温暖化の一因になっていると考えられるようになりました。2020年の時点で、世界の平均気温は産業革命前より1.2℃も高くなっています。そのため、温室効果ガスの削減に向けて各国が取り組んでいるのです。

気候変動とは?

気候変動は、数十年間という期間における大気の平均状態となる気候が移り変わることを意味する言葉です。
気候が変動すれば、野菜が栽培されていた地域でその野菜が育てられなくなったり、海流の変化で魚が採れなくなったり、台風などが多く発生したり、異常気象が発生したりするようになります。
気候変動は、気候に関わる地球全体のシステムの結果として生じているものなので、すぐに変動を止めることはできません。気候変動も原因として主に地球温暖化によって引き起こされています。このまま対策をしなければ、地球温暖化はますます加速してしまいます。

地球温暖化が進むとどうなるの?

このまま対策をしなければ、取り返しのつかない影響がもたらされると予測されます。身近な影響として日本では…

1.海面の上昇

地球温暖化で気温が上がると、南極や北極の氷、山の雪が溶け出し、海の水が増えます。これが続くと土地面積は少なくなり、国によっては全土が沈んでしまう恐れがあります。実際、南太平洋にあるキリバスやツバルなどの小さな島国では浸水が進んでおり、近い将来海に沈むことが危惧されています。
海面の上昇が進み陸地が減れば、森に生息する動物たちや草花の生活環境が失われ、生態系は大きく変化します。
現在、南極や北極で暮らす動物の絶滅警告されていて、ホッキョクグマはすでに住む場所もエサも少なくなり、数も減っているといわれています。
人間にとっても、台風や豪雨などの異常気象の増加、それに伴った沿岸洪水や地滑りなどの自然災害の被害も拡大しています。今後気温がさらに上昇し、亜熱帯気候のようになれば、ウイルスをもつデング熱などの生物の分布域が広がり、伝染病も広がるでしょう。

2.平均気温:4.8℃上昇し真夏日や豪雨の日が増える

このまま温暖化対策を行わなければ、21世紀末時点での平均気温は、20世紀末頃よりも2.6〜4.8℃上昇すると考えられているのが現状です。また日本 では、最高気温が30℃以上の真夏日になる日数が増えることが予測されています。実際、7月中旬に各所で最高気温を記録していますね。
さらに温室効果ガスの排出量が抑えられなければ、短時間強雨の発生が現在の2倍以上に増加する可能性があると気象庁が発表しています。
今月起こった九州洪水被害、秋田洪水被害など、この数年、数ヶ月の間だけで水害が頻発しているのも事実です。

参照:気候変動の影響について|国土交通省
参照:地球温暖化の現状|環境省

3.平均海面水位が82cm上昇し浸水被害が深刻化する

1850年以降、平均海面水位はこれまでに少なくとも20cm上昇しているといわれています。2000年以降は水位上昇の加速スピードがさらに高まっている状況です。温暖化対策を行わなかった場合、21世紀末の時点で平均海面水位は26〜82cm上昇する可能性が高いと考えられています。
すでに2020年の日本沿岸の海面水位は、過去30年間の平均海面水位に比べ8.7cmも高くなっており、過去最高を記録しています。
これからさらに、人々は住む場所を失い、多くの避難民が発生することが懸念されており、陸地が浸水すれば、農業用地や地下水に海水が流れ込み「塩害」も起きます。農作物が育てられなくなったり、飲み水を確保できなくなったりするため、十分な食料を確保することも難しくなるでしょう。

参照:気候変動で起きる海面上昇について知っておきたい7つのこと|国際環境NGOグリーンピース
参照:気候変動の影響について|国土交通省

世界での影響は…

1.砂漠化が進み植物が枯れ果てる

年間雨量が少なく、もともと植物が育ちにくい地域のサハラ砂漠やアラビア砂漠とは異なり、地球温暖化や気候変動による影響で、これまで森林や農耕地だった土地が「砂漠化」する現象も起きています。植物は育つ環境を失い、枯れ果てています。UNCCD(砂漠化対処条約事務局)によると、毎年264万ヘクタールの土地が砂漠化していると報告されていて、砂漠化がこれ以上進行すれば、動植物は生息地を失い、人々は食料危機や水不足に陥ることが予想されています。
砂漠化が進むと、貧困が加速したり難民が急増したり、新たな問題も発生することが予測されます。

2.台風やハリケーンが増え大きな被害も?

気温や海水温が上がると、台風やハリケーンが強大化し、街に深刻な被害をもたらします。2004年に南大西洋で史上初のハリケーンが発生し、2005年の北大西洋では、27個のハリケーンが確認されています。
しかし、現在の計算機資源では、地球温暖化に伴う強い熱帯低気圧がどの程度増えるのか、どこまで発達するのかを細かく調べることはできません。
ただ、台風やハリケーンの最大風速・降水強度が増加する可能性がある以上は、普段から防災意識をもつことが大切になることは安易に予想できます。

参照:気候変動の影響について|国土交通省

私たちにできることは?

地球温暖化による影響を最小限にとどめるために、温室効果ガスできるだけ出さないようにすること!がとても大切です。簡単で明日から取り入れられることからスタートしませんか?

【取り入れやすさ★★★】ちょっとした工夫を生活に

  • 水を使う時に水を出しっぱなしにしない

  • 使い捨て商品は選ばない

  • 詰め替え商品を選んでごみを減らす

  • ごみと資源の分別を徹底し、焼却されるごみを減らす

  • 生ごみは水切りをする

【取り入れやすさ★★☆】家電は節電を意識してみる

家庭では、電気やガスなどのエネルギーを使うことで二酸化炭素が排出されます。家電を使うときに省エネを心がけるだけでも、地球温暖化対策につながります。

  • 家族がなるべく同じ部屋で過ごす

  • エアコンの温度目安を決める

  • こまめに消灯する

  • 冷蔵庫はものを詰め込みすぎない

  • 使っていない電気製品はコンセントからプラグを抜く


【取り入れやすさ★★☆】お出かけ・お買い物のときの省エネ

  • お出かけの際は、公共交通機や自転車を使う

  • 車のアイドリングストップする

  • 買い物にはマイバックを持参する

  • 食材は旬のもの、地元産のものを選ぶ

  • 料理は食べきれる量を調理又は購入する

  • 買い物前には冷蔵庫をチェックし、必要な分だけ購入する

暑い理由を知って、SDGsに取り組んでみよう!

暑い夏が続きますが、暑い理由があったことが分かりましたね。個人が取り組むことが小さなことの積み重ねではありますが、積み重ねることでいつかきっとSDGsの目標にも掲げられたことをゴールにすることができるはずです。
みなさん、暑いとは思いますが、この夏も地球に良いこと、一緒にしましょうね^^♪

一緒にデザインやサスティナブルやウェルビーイングについて学びましょう♪楽しみましょう♪ いただいたサポートは活動資金に使わせていただきます!