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【読書】私が読書をする理由


私が読書をする理由…それは「コスパ」です。


『読書する人だけがたどり着ける場所』(齋藤,2019)には、次のように書かれています。

経験が少なければ、その分「想像が及ばない」物事が多くなるもの。人の人生は短く、とても十分には物事を直接体験することはできない。そこで、読書を通じて他人の人生を追体験することで、経験を補っていく。他国の人の人生も、別の時代の人の人生も受け入れることができ、そこでの成長が人生を豊かにしてくれる。


これがまさしく読書の意義だと思います。
実際に接することのできない他者の知識や人生観が詰まっているものを千円から購入できてしまうなんて、コスパの極み以外に何と言えましょうか🙃


齋藤氏は、人間の「深さ」が読書で作られていくとも述べています。

深い人…知識を自分の中に取り込んで統合しながら総合的に活用し、教養が人格や人生にまで生きている人


面白いなと感じたのは、哲学書のように著者の価値観が直接書かれている本でなくても「深さ」を生む読書が可能だということです。

情報をまとめた本であっても、それを捉えているのは著者の人格である。科学的発見や歴史の捉え方の裏には著者の人格があり、時代背景なども影響している。情報とともに著者の人格を読み取ろうとすれば、おのずと深まっていく。


毎日のようにnoteでレビューを投稿されているような読書家の方に対してもの凄い憧れはありますが、私は年に何十冊も何百冊も本を読むための技術も体力も持ち合わせていません。

それでもこうして自分のペースで読書ができているのは、人生を豊かにする方法の中で読書がとりわけコスパの良いものだと知ったからなのです。

(積読が一向に減らない理由でもあります。笑)



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