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ベートーヴェンを毎日聴く365-2(2020年12月30日)

『ベートーヴェン/12のドイツ舞曲 WoO13』を聴いた。

この作品はウィーンの王宮で定期的に開催されていた舞踏会で演奏された作品。舞踏会なのでピアノではなく管弦楽の伴奏であるが、現在はピアノ版の楽譜しか残っていない。

12の短い舞曲で構成された作品集。舞踏会で踊るための舞曲なのでこの曲に合わせて参加した人たちは踊ったのだが、聴いてわかるように遊び心が溢れた音楽になっている。

踊るのがなかなか大変そうなところも多く、ちょっと調子外れなユーモラスな部分では踊りながら躓きそうな音楽になっている。

舞踏会では優雅に踊るイメージだが、かなり弾けた踊りもあったのではないだろうか。楽しい踊りに笑い声が起こる。そんなことを思わせる音楽になっている。

David MarkによるPixabayからの画像

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