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ベートーヴェンを毎日聴く364(2020年12月29日)

『ベートーヴェン/アレグレット 変ホ長調 Unv9』を聴いた。

ピアノ三重奏で演奏される小さな作品。

ひとつの短い作品にも思えるが、恐らく単独ではなく、作品の一部として取り入れるために作られたのであろう。

ちょうどこの作品が書かれた頃、ピアノ三重奏曲がまとめて作られていた。それは第9番 WoO38、第10番 op44、第1番 op1-1である。作曲の過程で作ったものの、最終的に外されたのであろう。

短くとも、揺らぐようなピアノの旋律に乗りながらヴァイオリンとチェロがゆったりと奏でる音楽はとても心地よいもの。もし、ピアノ三重奏曲作品のために作曲したものの取り入れられなかったというのが正しければ、ちょっと残念にも思うが、この作品だけでも短くも心安らぐようなひと時を感じることができるように思う。


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