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ベートーヴェンを毎日聴く205(2020年7月23日)

『ベートーヴェン/「自由な男」WoO117』を聴いた。

「誰だ、誰だ、自由な男とは?」と各節冒頭で問いかけられる。

それは、自分の意志を持ち、暴君の気まぐれにも法で立ち向かい、自由のために財産と命を差出しても失ったと思うことない。それが自由な男である。

フランス革命により社会構造が変化し始めた頃。やがてナポレオン戦争がヨーロッパ中に大きな影響を与えるのだが、ボン大学で後に作品を作ることになるシラーの「歓喜に寄せて」に触れ、自由へのあこがれを大きく抱いたベートーヴェン。この勇ましさが際立つ音楽は犠牲を払ってまで自由を獲得するという詩への大きな賛同でもある。

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