ベートーヴェンを毎日聴く208(2020年7月26日)
『ベートーヴェン/「おお、いとしき森よ」WoO119』を聴いた。
ベートーヴェンにはどちらかというと熱く激しい感情的なイメージがある。肖像画におけるあの神経質そうな顔つきもそうだし、運命や熱情といった作品にも聞かれる激しさ。お手伝いさんとしょっちゅう喧嘩したとも言われる。
でも、ベートーヴェンは自然の中の人でもあった。ハイリゲンシュタットやバーデンといった自然豊かな場所を定期的に訪れ散歩をし、創作をしていた。
この作品はまだ若いころの作品だが、時間を忘れて自然のすばらしさを感じながら森のなかで時を過ごす。その情景が見事に現れるような穏やかな作品である。
jplenioによるPixabayからの画像
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