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目の見えない白鳥さんとアートを見にいく vol.11  流政之 東かがわ市 讃州井筒屋敷

目の見えない白鳥さんと
アートを見にいくという本がある。

目の見えない人に説明しながら、
アートを鑑賞すると、
いままで気づかなかった、
作品の世界に踏み込むことができる。
以前の記事はこちら

今回は、東かがわ市、
讃州井筒屋敷にある、
アート作品をその方法で
鑑賞してみる。

一見すると着物の足袋のように見える。
角が削られた、四角柱の上に乗っている。
足袋の親指と人指し指の間に
水かきのようなものがついている。
足袋自体は黒くツルツルしているが、
水かきは、ザラザラしていて、灰色だ。

水かきの根本には、丸がついている。
丸の外縁はくぼんでいて、
丸の中は、黒くツルツルしている。

足袋の右の部分にはところどころ、
丸く彫られていて、
模様のようなものがある。

模様のところをよく見ると、
てぶくろの形のくぼみが2つある。
水玉のてぶくろを表現しているように感じる。

そのてぶくろと反対側には、
足と足首をつなぐ部分を表現したような、
切り返しのようなものがある。

その少し下には、
くるぶしのような、
あとから付けられた、
でっぱりがある。

でっぱりはひょうたんのような形をしている。
電球にも見える。

作品の裏に回ると、
まちこまたという文字が、

すし太郎みたいな
筆文字で書いてある。

「2010 流」の表記もある。

作品の由来も書かれている。

解説にもあるように、
この作品をみると、
粋な女の人が街を闊歩している
イメージがある。

大衆演劇の大スター
梅沢富美男のように、
女性になったつもりで、
引田の街を闊歩したい。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。


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