隙間時間のぼーっとした時に浮き出てくる貴重なもの

　大学の仕事で地方に出張することがある。
早朝に家を出て、用事が済んだらどこにも寄らずに帰路に着く、というまるで多忙なビジネスマンの様なドライな旅である。
　移動は新幹線や飛行機がほとんど。その間音楽を聴いたり映画を観たり電子書籍を読んだり…うたた寝をしたり、、、そんな中でぼーっとなる瞬間がある。

朝の羽田空港

夕方の福岡空港

　ぼーっと空（くう）を見つめる時間、そんな感じで半分寝ている様な感覚になった時に、いろいろなものやことがやって来る。
　トランペットの奏法の気付きや呼吸、アンブシュア、舌の運動に関すること、普段苦心惨憺して研究していることが「あっ」という感じで一気に確信に向かうのだ。
慌ててメモをとる。よいイメージを収穫した感じだ。

朝の新大阪駅

梅田

日曜日の大阪ビジネス街

広い空間

午後の大阪駅

　作曲も同じく、一生懸命鍵盤に向かいペンを走らせている時にはなかなかまとまらないものが、やがて訪れるぼーっとする瞬間が「あっ」を連れてくる。
また、出来上がった楽曲をバンドで試すもなんだか納得がいかず、あれこれ思案している時もやはり良いひらめきは滅多に生まれないのだが、偶然来るぼーっとなった瞬間に突然良いアイデアが生まれたりする。

　隙間時間というものはなんだかんだ忙しくやっている最中のふとした瞬間に来ると思うので、、、まあ心にゆとりを持ち、自分の力を信じて「いつでもどうぞ」の精神で毎日を過ごそうと思う。

トランペット&ベースのduoライブにて。。。ぼーっとした時間に浮かんだアイデアを試すのに貴重な時間。ちなみに、この日の私はトランペットとウクレレを担当。