ここは日本かな<JAZZCUP>デンマークでジャズを浴びる8
「デンマークとスウェーデンで北欧ジャズを全身で浴びる旅」をピアニストの視点からレポートする、第8回はデンマークの首都、コペンハーゲンにある JAZZCUP です。
いつもは CD Shop と Cafe Bar、金曜・土曜の昼間はジャズライブを開催。コペンハーゲンの知り合いピアニストもおすすめの人気 Jazz Spot だ。
開演5分前に店へ、入り口で 120 DKK 払って奥へ。ほぼ満席に今日も驚く。コペンハーゲン滞在中、今日まですべて満席かそれ以上。客層はお店や出演者によって変わるが、満席状態は変わらず。
お客さんは前方からキチンと詰めて座っていくのがデンマーク流なのか。荷物やコートを横の席に置くのもあまり見ない。満席を予測しているのかな。不思議だな。
今日はトラディショナルなメインストリーム・ジャズを、テナーサックスのカルテットという、ジャズの典型的なバンド編成で聞かせる。バンドメンバーもお客さんも年齢層すこし高め。
JESPER THILO KVARTET
Jesper Thilo (sax)
Søren Kristiansen (p)
Daniel Franck (b)
Frands Rifbjerg (dr)
ジャズのスタンダードナンバーを楽しく、ポンポンと演奏していくライブだった。ソロは今まで一番短め。ファーストステージ約50分。曲のコメントです。
C のブルース
There will never be another you アップテンポ、エンディングで半音アップなし
I can't get started
(知らない曲)
Just Friends、ドラム8小節イントロ
Stardust
知らないブルース、Bb アップテンポ
ドラムイントロや、カウント入りが多かった。ピアノの Søren Kristiansen さんが、ゴキゲンにドライブするピアノをカッコ好く弾いてるのが印象的だった。日本にいると錯覚する時間帯が多かった、満席オーバーであることを除けば。途中で床に置いたワインやビールが倒れることがよく起こることを除けば。
ここの CD の品揃えは膨大だ!レコードも DVD はもちろん、カセットテープまでたくさん。こんなお店が存続しているコペンハーゲン、音楽への、ジャズへの深い理解と尊敬を感じる。タイムスリップしている。
デンマークの人々は、年齢を問わず、外に出て食べて、飲んで、話すのが本当に好きだ。夜の街には遅くまで、若者だけでなく、あらゆる年齢層の人々があふれている。単独行動は少なく、グループかカップルが多い。音楽を聴くのも本当に好きだ。
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