社会問題を考える際に大切なこと

社会問題にはいろいろある。昔からあったのは発展途上国への支援の問題、地球温暖化の問題。最近、活気付いてきたのは、SDGs、発達障害、性的自認、子供の貧困などである。私自身も、ある団体を通して発展途上国に支援をしていた時期もある。

ところで、私は生まれてこのかた絶望的に体調が悪い。障害者手帳も交付されている。自分の生活もままならない。

テレビなどを見ると、〇〇への関心が高まっている、あるいは薄れている、危機感が…、などと報道される。自分も気にかけねばと思う。

いや、ちょっと待て。〇〇でお困りのあなたは、私の健康を気にかけてくれているだろうか。もしそうでないのであれば、私はまず自分の健康問題に目を向けなくてはならない。〇〇に関心を持つのは順番としてそれからではないだろうか。

自分自身を大切にできない状況で、他の問題に手を出すのは順番が違う。メディアが何を報道しても、一歩引いた視点で見て、自分が一番に関心を寄せるべきことは何かを常に考える必要があるのではないだろうか。

という当たり前の結論に達した。