Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その11:ちょっと我慢
初めての転職がもう10年以上前になるのかと思うと感慨深い。
前向きに、もっと営業として成長できるように。
そう考えて転職したのを、いつもこのぐらいの時期になると思い出します。
特に自分の親は一社に勤め続けた人だっただけに、本当にいいのだろうかと当時は悩む事もありましたが、結果的には大変でも経験豊富なキャリアになっています。
Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その11:ちょっと我慢
初の転職の前に初のまとまった有給休暇ができた。
最初の会社は平日休暇だったので、久しぶりに家族と過ごしたり、色々と有意義にゆっくりと過ごせる。
祖父母と食事に行ったりしました。
今は行けないかもしれませんが、コロナ収束した後にはぜひご家族と過ごす時間も大切にしてみてください。
私は幸いな事に祖父母も健在ですが、いなくなってからではできない事もありますので、後悔などないように。
そんな久しぶりのゆったりとした休暇で気持ちもスッキリとし、有給が終了した後、私は新たにスタートを切った。
新たな業界
今回は前職とは違う業界ではあるが、上場企業で代理店業を行なっている企業に入社しました。
自分はここでもやってやるんだという気持ちで満ち溢れていました。
研修期間は約1週間。都内の本社にて受講し、程なく配属先への出勤となった。
早々に担当を持つ
配属後、早々に担当先が決定していた。
ルートセールスなので、その担当先に基本的には付きっきりとなりました。
最初は当時の上長と一緒に同行し、業務を覚えつつ、担当先の内部状況を把握していくこととなりました。
担当先はズタズタ
驚いたのは、とにかく担当先からは自分の会社の評価は最低に落ちていたという事です。
商品の補充などの業務が全くできていない状況。
欠品は当たり前となっており、顧客からの信用は0で、なんなら切り替えられそうになっていました。
上司からは「君の担当先はここだ。聞いた通り最悪な状況だ。なんとか持ち直すしかない」
いや、もっと早めに対策しろよ!とツッコミたくなりましたが、全然そんな事は言ってられない状況でした。
不思議
当時この会社に入社して思ったのは、競合はまだ導入もできていない物流管理システムがあるにも関わらず、なぜこんなに物がなくなったりするのか?
この物流管理システムはかなり優秀で、在庫のズレなどはかなり早々に発見することができ、個人的には業務が楽々だった。
業務がそんなに難しいのか?そんなことはない。これははっきりと言う。
有った物がなくなっていた際には、売上報告と補充を行う。
コンビニやスーパーの品出しと同じである。
結構年齢が自分と離れていたが、前任の先輩に思い切って聞いてみたところ、全然商品のことも顧客のことも理解できていなかったのである。
あ、この人ダメだ。全然理解する気もないし、自分が悪いなんて一切思っていない。
顧客は何も言わない
顧客は我慢してくれていたようではあったが、競合はここぞとばかりに狙いにきていた。
前任から引き継いだばかりとは言え、新人の私。
営業経験はあったが、この業界の事は全然わからない。
もうここは誠実に対応して、それでダメなら怒られるしかないわと腹をくくって仕事をし始めたのでした。
以前執筆した記事の通り、過去の部活で怒られる事に慣れていたのは、いい事でした笑
当時は、担当先の人にとにかく毎日のように顔を合わせることにし、結構現場でも大変な思いをしたのを覚えています。
知識はないが…
当時入社したばかりで業界での知識が私にはありませんでした。
しかし、前任のミスが多かった欠品に関しては起こす事はありませんでした。
とにかくまずはそれだけでもなしにすれば競合に切り替えられることはないだろうと考えたのです。
入社から半年はひたすら我慢、私はとにかく我慢と思って耐えていました。
なので、自分の中の約束として、
欠品を起こさない
嫌な気持ちでも現場に足を運ぶ
仕事を覚えるために勉強を継続する
これだけは守った。
勉強不足というかわからない事だらけで怒られた時もありましたが、とにかく経験を積むしかないと思い、耐えたのです。
知識はないけど、勉強しながら進めて、覚えていく。
知識がなくてもできる事は多々ある。
自分の中の半年の法則
今振り返ると、入社から半年で人間的な信頼を掴んだと思っている。
めっちゃ怒られたけど、諦めずに通ったし、勉強して大概の事ができるようになっていた。
なかなか毎日大変でしたが、それだけの時間を過ごす事ができ、半年である程度積み重ねる事ができており、だいぶフラットに見てもらえるようになっていた。
その後半年は完全に現場からの信頼は掴んでおり、何か依頼があると全て私に頼んできてくれた。
当時業界での知識はまだまだだったが、愚直に対応を行ったことが身を結び、入社した時点はマイナスであったが、ようやくスタートラインに立つことができたと感じた瞬間を迎えられた。
また、最初は会社名で呼ばれていたが、きちんと名前で呼ばれるようになったのも嬉しかった。
ここからがこの会社での営業としての本当の意味での実力が試されると考えていた。
前職のパワハラでメンタルが成長した
学生時代の部活もそうだし、前職でもパワハラを受けてきたことでメンタル的にタフになっていたといのは間違いない。
めちゃくちゃ怒られましたが、むしろ希望に向かって対応ができていたのを覚えている。
もうね、サッカーの本田圭佑みたいな感じです。
伸び代ですね〜。
目の前の嫌なことに立ち向かう
当時、いきなりクレーム処理から始まるのか〜とガッカリはしていた。
しかし、なんとかしてやるという気持ちが大きく、その一心で取り組めた。
特に若いうちにこのような経験ができたので非常に自信になり、メンタルも鍛えらた。
最初は顧客も対応が冷たかったりするが、コツコツと継続することで認めてもらえるようになる。返報性の法則ってやつですね。
目の前の嫌なことに対して、なぜ自分がと思うこともあるかもしれません。
しかし、このような状況で自分が頑張れれば、あとは上向くだけです。
嫌ならやらなくていい、自分の好きなことをしようというのが流行っていますが、どうしても立ち向かう必要のあることって何でも出てくると思います。
一度ぐらい立ち向かって、嫌だなと思うことにも、もがいてみるのもいい経験になるのではないでしょうか。
未経験、知識なしの対応策
転職直後だとわからない事は多い。
・わからない事は、正直に教えてくださいと言う
こんな事もわからないのか!とか言われても、すみませ〜んと笑顔で謝り、メモを取りながら教えてもらいましょう。次に同じことを言われてわからないって事がないようにすれば相手からもよく勉強しているなと思われます。
・自分で対応できない時は、できる人を呼ぶ
どうしてもやばいと感じたら、対応ができる人を呼んできて対応してもらうようにしましょう。そして、その人が対応しているのを見て自分もできるように見て盗むようにしましょう。
・新しい会社のシステム関連にすぐに慣れるように
これは会社で採用しているルーチンで使用するシステムには早めに慣れるようにしましょう。日報、物流管理、見積書作成などのツールは業務を早く処理をするのに必要なものとなります。
・まずは謙虚に
前職でいい成績を元に転職をされていると、自分に自信があるのはわかります。
しかし、まだその会社では実績がありません。
実績が出るまでは謙虚に過ごし、コツコツと対応していくようにしましょう。
無駄に敵を作る事はありません。
実績が積み上がれば、自然と発信を求められます。
ご参考までに。
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