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Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その9:初転職

最初の会社で3年目が終わる頃、転職を考え始めました。

石の上にも3年と言いますが、その3年が過ぎようとしている。

顧客にも恵まれ、仕事も充実していたのは確かではあり、すごく悩んだ時期だった。

Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その9:初転職

今振り返ると転職をするかどうかで1番悩んだのは、もしかするとこの初回だったかもしれない。

新卒時はとりあえず仕事しなきゃという安易な気持ちで選んだ営業職。
それが今では今後もちゃんと営業としてやっていこうと思えた時期だったが今後このまま今の仕事で良いのか。

どうなりたいか考えた時期でした。

転職に際して考えたこと

自分にとってこの先を考える上で、考えたポイントがありました。

どうなればいいか。何をしたいか。

何が我慢できないか。いやなことは何か。

他は我慢できてもこれだけは生きていく中でストレスになってしまうことは何か。

いいことばかりを考えることもいいが、マイナスを抑えようと考えたのです。

・職種

25歳という年齢で次に選ぶ仕事は今後を左右する。

このまま営業でステップアップすれば、給与は上がる。

その他の職種に最初からチャレンジすると間違いなく給与は上がらないか、最悪下がる可能性もある。

やはり30歳前後ぐらいでは結婚もしたいし、子供も欲しいと考えるとそれなりに生活は安定させたい。

それじゃあ、営業自体が本当にイヤなのか?

売れない時に苦しいことはあったが、うまくいくことももちろんあった。

いい時もあれば、悪い時もある。それは何の仕事をしてもおそらく同じ。

営業でのスキルアップができた場合、どこの企業からも需要があるはず。

・現職の状況

仕事的には自分から購入してもらい、紹介も増えてきた時期。

そんな中で転職を行うことは自分を信用してくれた顧客を裏切ることになるのではないか。

そう思うと転職してしまうことは心苦しい。

顧客との信頼もできてきており、そう言った意味でのストレスはなく、心地よくなっている。

・給与

これはやはり生活に余裕を持つ、より良い暮らしを求めていたので重要だ。

新卒で入社した時、同時期に退職された課長がおり、その課長はみんなが認めるトップセールスで、36歳で650万ぐらいの給与と言っていたのを覚えていた。

この悩んだ時期はこの課長の言葉を思い出して今後をどうするか考えていた。

ここでトップになっても650万。

また、何よりも嫌だったのはその月の実績によって毎月の給料に変動があること。

売れた月と売れなかった月で毎月給与が違う。これはなかなかきつい。

何より、もっと稼ぎたい。

自分の価値観

最終的に考えたのは、「やはり苦しい生活がしたくない」ということ。

お金に多少ゆとりのある生活ができれば、自分の中の幸福感も高まるだろうと考えた。

なので、顧客には申し訳ありませんでしたが、自分の道を歩もうと決めました。

ただ、いきなり辞めますではなく、きちんと事情を話して、きちんと退職の挨拶と引き継ぎをすれば問題ないと判断したのです。

転職活動開始

そして初の転職活動を開始した。

某有名エージェントに登録し、数日後に担当者と面談を実施。

希望を色々と聞かれましたが、職種は営業で高収入を目指し、優先したいことを伝えました。

エージェントからは、業務自体は多忙だが、金融、保険、不動産、医療系の営業を勧められた。

この時は言われた通りにそうなんだ〜ぐらいにしか思わなかったが、要は利益率が高いので給与を高くすることができる業界なんですよね。

高収入を得るには、市場規模が大きさ、利益率が高いということは重要です。

あなたがどれだけスキルがあってもいる場所を間違えていたら収入は増えません。

ロジカルシンキングとの出会い

この時ロジカルシンキングという言葉に初めて出会った。

遅くない??と思われるかもしれませんが、当時の自分はこのような研修も受けておらず、ビジネススキルには本当に疎かったのです。

本は読んでいましたが、お恥ずかしい限り。

今の会社の新卒に聞いてみると、やっぱり色々と今は勉強してきていると感じます。

このエージェントは担当者としては実はイマイチだったのですが、これを教えてくれたことだけはありがたく、すぐに勉強を開始した。

ただ、すでにロジカルシンキングはできているように思えると、このエージェントから言われたので、これまで感覚でやっていたことを言語化して理解を深めることができたのが収穫でした。

練習面接

先程紹介された業界から一つ業界を選び、志望動機などを考え、履歴書、経歴書を作成。

書類選考にいくつか出してもらうように依頼。

そしてついに面接。

エージェントから提案されたのが、「とりあえず全然関係なくても構わないから適当なところを受けてみるように」と勧められた。

練習先としていくつかピックアップしてくれました。

しかし、これ、実は間違い。

確かに練習で面接を受けるのは大切なのですが、希望する企業の同業他社などの比較的近い企業を練習で受けてみてください。

理由としては、行きたい、やりたいと思っていない業界、企業なので、同じ営業でも志望理由がフワフワ(笑)で回答が全然思いつかないのです。
志望理由が…ない。なんとか捻り出しても自信がない感じに…

一応2つほど受けましたが両方とも見送りとなったのは当然ではありました。

志望先には合格

ちなみに先に記載した企業には落ちましたが、自分の本当に行ってみたいと思った企業には合格。

これは正直簡単でした。

自分が働いているのが想像できたし、自分が何をできるかを説明するのも容易だったからです。

ちなみに先の2社よりも給与は全然高い企業でしたが、楽々合格。

なので、いくら練習でもせめて業界や志望先の競合企業で練習面接してください。

当たり前かもしれませんが、当時の私はそこまで考えられない情弱で、色々と言いなりでやっていたのです。

イメージできるかが大切

よく言われるかもしれませんが、イメージできることは大切です。

次に行った会社で自分がどう働けるか、どう貢献できるか。

これを自分の経験を踏まえて面接で説明、PRするのです。

明確に伝わり、理解してもらうことができれば、合格率は上がると思います。

転職、就職について

私は転職を4回しています。

会社は変わっていますが、全て営業としてキャリアを重ねてきました。

その時その時で本当に働きたいと思っている会社に行き、全てで結果を出せました。

これは本当に幸せなことだと思っています。

よく、転職回数が多いのはどうなのか?忍耐力がないのでは?と言われますが、結局は自分次第ではないでしょうか。

確かに何も成し遂げることなく、次々と転職しているのは印象が悪いと思います。

行った先で何をするか、何をしたいか、目標を作り、それを達成することができたのか。これだけ考えて進んでいれば何も問題はありません。

逆に転職先でそれぞれ結果が出せれば、適応力、どこでも何でも売ってくれるという部分では強みになります。

長くその会社で働いて、結果を出せていることは素晴らしいです。

しかし、急にその会社がなくなったとき、他社に転職しても結果を出せるとは限りません。

そうなった時にも、色々な会社を経験し、そこで結果を出せていることは環境を変えても結果を出せる証明になります。

全てポジティブに言い換えれば問題ないし、自分の選択したキャリアに自信を持ちましょう。
人生は1度きり。他人がどう言おうともキャリアを作るのは自分です。
他人にはない素敵なキャリアを作っていきましょう。

サポートよろしくお願いいたします。今後も転職や営業関連の発信をしてお役に立てれば幸いと思っております。