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子どもの感性と、大人の重さ

ある日のこと。
寝かしつけをしていると、雨が降ってきた。

「雨って、泣いてるみたいだね」
と息子が言った。

いいな、その感性、考え方。
ずっとそのままでいてほしいと思った。

クラスの友達数人と公園で遊んだ
最高気温30℃予想の日。

大人たちが日陰から動かず、
見守りながらゆっくり過ごすなか
子どもたちはキャーキャー言いながら
走り回っていた。

すごいな、その体力と軽快さ。
ずっとそのままでいてほしいと思った。


大人になると、身体が重くなる。
体重が増えるのもあるけど、
ジャンプすらままならない。

いつだか、夫にジャンプする動画を
撮影してもらって確認すると
自分の重さにびっくり。

「私、もっと高く飛んでる気でいたんだけど」

いつから雨が面倒になったのか、
いつから身体が重くなったのか、
おそらく全ての大人がはっきりわかっていない。

大人になるって、
一人で生きていけるようになったらとか
18歳になったらとかではない気がする。

雪や雨がだる〜と感じたり、
軽快に走れなくなったり、
自分の家が狭いとかいろんなことに
不満が出てきたら、なのかな。

とはいっても、私は大人になって人生がすごく楽しい。
子どもに戻りたくないほど。

でも、大人になるって、
つまらなく感じるときも結構多い気がする。


さて、息子は何歳になったら
雪や雨がだる〜となるのか、
自由研究のように観察していこう。

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