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「完璧主義」に縛られて、キツいと感じたときには・・・

みなさん、こんばんは。今日は、「完璧主義」に縛られてキツいなぁ・・・と感じた時にどうしたらいいのか、みたいなことについて書きたいと思います。

これは、あくまで私の経験と知識に基づく考えですが、摂食障害のみなさんに多く(全員?)みられる「完璧主義」を、自力(のみ)で根本的に変えていくことは、非常に難しいと思います。

なので、今日は「どうすることも出来ない」ということで終わりにしたいと思います。

・・・それでは「救い」がないので、私なりの「どうするか」を書きたいと思います。

まず、上にも書いた通り、そもそも「完璧主義」自体をやめる、とか「完璧主義」にならないようにする、というのは根本的な解決のように思えますが、「実現可能性」という観点から考えた場合は、現実的な選択とは言えないと思います。

なぜなら「完璧主義」とは、性格の特徴であり、傾向であるので、それを大幅に(180度)変えるとなると、非常に大きなエネルギーと、ある程度の時間が必要になります。

摂食障害真っ只中のみなさんなら、体感的におわかりなのではないかと思いますが、「完璧主義」ゆえに摂食障害になってしまった、あるいは摂食障害は「完璧主義」ゆえになかなか良い方向に向いていかない、摂食障害の症状を「完璧主義」が後押ししている感じがある、と言える部分もあると思います。

要するに、摂食障害と「完璧主義」は、切っても切れない関係にあるのです。

ですから「完璧主義」自体をやめることが出来れば話は早いのかもしれませんが、ここではそれは「実現可能性」が低いので、考えないことにします。

では、どうしたらいいのか・・・

1 「完璧主義」である前提で物事を考える

「完璧主義」自体をやめることが出来れば、それはそれで今までより「生きやすく」なるかもしれませんが、それは簡単なことではありませんし、時間もエネルギー必要です。

ですから「完璧主義」である自分を否定するのではなく「完璧にこなす」こと自体はある程度継続してもいい、やめることはない、と考えた方が精神的な負担感は重くならずに済むのではないかと思います。

2 たった1つでもいいから「ま、いっか」と思えることを増やす

そうは言っても、今までと何ら変わりなく「完璧主義」を貫き通していては、事態は改善されません。

ですから「完璧にこなす」ことの内、たった1つでもいいから「ま、いっか」「これは、そこまで追求しなくてもいいや」ということを作ってみる。

「食べること」や「痩せること」については、どうしても譲れないのであれば、そのほかのことで「ま、いっか」で終わらせることを作ってみる。

もしそれが出来れば、それは立派な「成功体験」として、自分自身の中に確実に積み重なっていきます。そしてその一つ一つが「キツさ」の改善に繋がっていくのです。

私は、摂食障害と「完璧主義」は、切っても切れない関係にある、と思っています。

「完璧主義」が摂食障害を助長する、あるいは「完璧主義」が摂食障害の克服のネックになる、ということが言われることもあるかもしれませんが、摂食障害真っ只中のみなさんにとって、「完璧主義」を自分の中から完全に排除することは容易ではありません。

それから「完璧主義」は、いろいろな場面で「弊害」となることもありますが、「完璧主義」的傾向(「完璧にこなす」ことで得られる満足感、充足感)を否定してしまうと、それはそれでストレスが溜まると思います。

ですから「完璧主義」である前提に立ち、そこから得られる満足感や充足感があること、また追求しすぎると「キツくなる」ということ、を自覚して付き合っていくことが良いのではないかと思います。


今日もありがとうございました。

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