デザイン思考って何なのか、を書籍を読んで学んだのでまとめます
私はITサービス会社でプロダクトマネージャーの端くれみたいな仕事をしています。
仕事で必要となる課題定義やユーザー調査、改善アイデアの出し方などのヒントを得るために色々調べていく中で、「デザイン思考」に興味を持ちました。
3冊のデザイン思考関連書籍を読み、その内容をスケッチノートにまとめてみました。
なぜスケッチノートにまとめるの?
スケッチノートに手書きでまとめることはアウトプットの一種になります。
また内容を咀嚼して要点をシンプルにまとめようとするので、内容が自分の頭に入ってきやすくなります。
1枚絵にまとめるので、あとで見返すときにも便利です。
それでは以下、3冊の書籍のスケッチノートです。
各書籍に書かれている「デザイン思考とは」と「デザイン思考のプロセス」の概要もテキストでまとめました。
「実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決」
著:ジャスパー ウ, 見崎 大悟
「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」
著:佐宗邦威
「HELLO, DESIGN 日本人とデザイン」
著:石川俊祐
つまりデザイン思考って?
まとめると、デザイン思考とは人に寄り添い、人が持っている課題を見つけて、それの解決策を発想する方法のこと。
デザインとは課題を見つけてそれを解決すること。
なのでデザイン思考はデザイナーだけではなく、すべての人が身につけれるものだ、と。
ふむふむ。名前からして、デザイナーみたいに普段からクリエイティブな仕事をしているような限られた人だけが使う思考法なのかな、というイメージがあったけど、そうではないんですね。
むしろ今の時代はユーザー中心のプロダクト・サービスが必要とされているので、全ての会社がデザイン思考に取り組むべきなのかも。
また、デザイン思考のプロセスについては、各書籍で書き方は違うものの、大体の流れは同じですね。
徹底的にユーザーのことを調査・理解して、課題を設定し、その解決策を考える。
そしてそれをチームで実行する必要がある。
個人だけで対応できるものではないんですね。
組織やチームとして、デザイン思考を導入しないといけない。
しかし現状は、日本ではそこまでデザイン思考は定着していないと思います。ロジカル思考一点の組織が多い印象。
ロジカル思考はもちろん大事なのだけど、そこには「ユーザー中心」という視点が抜け落ちがちです。
国が推進する「デザイン経営」
そんな中で見つけたのが、経済産業省が推進している「デザイン経営」というもの。
デザイン経営とは、デザイン思考を取り入れた経営のこと。
企業や組織に対してデザイン経営の導入を推進しているようです。
こんなことやっていたんだ...すごい。と感動しました。
ドキュメントがわかりやすくてかつ洗練されていて素敵なんです。
自分のチームでデザイン思考は使えるか?
いま自分が所属しているチームでは、あまりデザイン思考は導入されてないです。
要所要所でユーザーリサーチをしたりはしていますが、プロセスとして取り組まれてはいない状態。
なにか検討したり決めるときはロジカル思考色が強いです。
しかしいきなり「デザイン思考」をやりましょう!と言っても拒否反応を示されます。
まずはスモールに始めていきたいと思っています。
先月プロジェクト進行を担当したので、ブレスト会議を実施してみました。慣れていない人もいたし、大成功とはいい難いですが、それでも楽しくできたと思います。
あとは、なにか検討・決定する会議では自分はユーザー中心の意見を持ち寄るようにしています。
つぎはプロトタイピングをプロセスに入れてみようかと目論んでいます。
自分のテリトリー内で少しづつデザイン思考を取り入れていき、知らずしらずのうちにデザイン思考プロセスコンプリートしていきたいです。
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