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新卒採用が贅沢になる未来

生成AIを仕事で使っていますか?

私も文章の作成から簡単なプログラムを作るところで
使用しています。

これからどんどんAIは進化するし、利用頻度は高くなるでしょう。

そうするとどのような未来になるでしょうか?

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生成AIが仕事を奪った結果、削減されるのは誰でしょうか?

一つは使えなくなったベテラン社員、
もう一つが見込みのない新入社員です。

今回は後者の話になりますが、新入社員の育成にはコストがかかります。

まずは学生から社会人が持つべき基本的なビジネスマナーを
叩きこまなければならない。

ExcelなどのPCの知識も一から教えなければなりません。

システム開発の仕事を例に挙げると
プログラム言語の命令文や文法を教えなければならない。

これらを教育し、身に着けさせるには時間がかかります。

この期間は場合によっては1~3年となり、
半分教育をしながら企業は給料を支払うことになるでしょう。

しかし、生成AIを使うとそのレベルの仕事はサクっとできてしまいます。

例えば、「複数のExcelファイルの指定したセルの値を集計するプログラムを
作ってほしい」と依頼するとそのプログラムを秒で作ってくれます。

しかも新入社員に依頼する場合に必要となる
細かい作業指示やプログラム言語の教育はいりません。


いままででは簡単な雑用を依頼しながら仕事を覚えてもらっていたのが
その雑用を頼む先が生成AIになり、しかも精度も新入社員より高くなる。

単純に自分の仕事をこなすのであれば1~3年目に頼むよりか
生成AIに頼んだ方がはるかに効率的になってきているのです。


しかも生成AIも成長します。

現時点では1~3年目に依頼するような仕事しか生成AIもできません。

しかし今後は経験年数が4~6年目、たとえ10年目がやってたとしても
ワンパターンな仕事は生成AIができるようになっていくでしょう。

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そして生成AIは転職することはありません。

新入社員は4~5年と経験を重ねることでスキルを身に着け
よりよい職場環境に転職する可能性があります。

そうなると1~3年の教育にかけたコストがすべて
無駄になってしまいます。

成長するか分からない、転職するかもしれない新入社員を育てるより
誰かが勝手に成長させてくれる生成AIを活用する方が
合理的と判断する時代がくるでしょう。

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では、新入社員はまったく必要ないのでしょうか?
そうではありません。

企業は社員をゼロになるわけにはいきませんし、
生成AIですべての仕事がこなせるわけではありません。

新卒採用や新人教育がなくなることはないでしょう。

しかし、間違いなく選別は行われます。

今までは採用してダメな人材でも単純作業を依頼しておけば
最低限、会社に役立つ側面がありました。

しかし、その部分が生成AIで事足りるようになる。

ということは企業はダメな社員の居場所を作れないため
採用はより慎重に判断するようになるでしょう。

生成AIではできない仕事ができる素養があるのか、
それとも生成AIで置き換えができる程度の人材かどうかです。

しかし、すべての人間が独創的で優れた能力を
有している訳ではありません。

当然そうでない人間もいます。むしろそちらが多数派かもしれません。

つまり企業の採用の機会や教育は素養のあるエリートにのみ
与えてもらえるようになるのです。

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では今後、若手はどうしたらよいのでしょうか?

早めに生成AIを使いこなす立場に移動するしかありません。
生成AIは完璧なアウトプットを出してくれるわけではないからです。

アウトプットに対しての確認や微調整できるスキルが求められます。
それらのスキルがあれば生産性が高い希少な人材になれるでしょう。

だたし、それも急がなければなりません。

なぜなら生成AIという世界でもトップクラスの優秀さと成長力を持つ
人材との競争はスタートしているからです。


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