UNKNOWN ASIA 2022 出展作品
出展作品のざっくりとした説明です。
Crossing
絵の具で筆を十字に交差させ重ね続けた「光」をテーマにした作品。
私が描き、イメージする「光」は、一点から発せられるものではなく
鑑賞者が絵画の前に立った時、その画面全体から経験できるものである。
アクリル・キャンバス
“NOW”
大量のショート動画が私たちの日常で消費され続ける現代において、
作品の制作時間を数分程度に短くして描くことで”今”を画面に刻む。
アクリル・キャンバス
2022
SHO-“壽”
禅書でよく用いられる「壽」を描く。
長く生きることが良しとされた言葉から寿命100年時代と呼ばれる現代において生きるということを問い直す。
Paint shinner drawing book
古雑誌の表面を剥離材でインクを剥がし情報を消失させる。
本来伝えるべき情報を消すことで新たなメディアが浮かぶ。
剥離材・雑誌
2017~2021
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今回は意図してこの10年で制作してきたシリーズをバラバラに展示しました。
ある時期から支持体にモノを描(えが)かずに制作をするというルールを決め、そこに偶然現れる痕跡や現象、自分の身体と絵の具の関係性を考えつつ制作を続けています。
一つ一つのシリーズの関係性は特にありませんが、
“abstaract”という広大なテーマの中に私が生きている現代という時代の片鱗を画面に留め、
この作品たちが未来につながることを願います。
大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。