Photo by cectne9 父(140字小説) 6 七戸健太郎 2019年9月27日 23:12 どうやら、あと十分くらいしか時間は残されていないようだ。まだ十分あると思えばいくらかは救われる気もするのだが、実際のところ、十分では何もできない。十分くらいの「くらい」がどれほどの時間なのか気になるところだ。なぜだろう。こういうときに限って父のことを思い出す。僕は父が嫌いなのに。 ダウンロード copy #日記 #小説 #掌編小説 #超短編小説 #140字小説 6 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート