東海道・山陽新幹線”麺”奇行
はじめに
東京/品川/新横浜駅で崎陽軒のシウマイ弁当
博多/小倉駅で東筑軒のかしわめし
を調達し、新幹線に乗り込む。
それぞれのお弁当、旨いのは勿論、食べ方にはその人の何か哲学の様なものがにじみ出る。ビールが飲める状況なら更に旅情が掻き立てられる。ああ、新幹線旅もいいもんですねぇ！
さて、今回はそんな新幹線旅における小生の奇行を、”麺”に着眼してお届けします。
奇行というからには、あまり人のやらないことの様にこれまでは思っていました。ところが、先日友人に、名古屋駅新幹線ホームのきしめん＠住よしに関する話題提供をしたところ、あ、俺もやった事ある！と言われてしまいました。
お～、仲間がいた、と嬉しくなった半面、なんだか悔しくもなったのです。くそぉ、俺なんて実はもっと凄いんだぞぉ、と。
そんな思いから、東海道・山陽新幹線に纏わる、基本的には駅改札を出ない、ホーム、改札内における麺奇行の数々をひけらかします！
１．事の始まり
のっけから元も子もない話ですが、小生は飛行機派です。所要時間が同じでも、乗っている時間が長いのが嫌、飛行機の方が何故だか仕事・読書・睡眠に集中できる、という理由からです。
でも、関東⇔関西の出張や、実家への帰省の際には、東海道・山陽新幹線を使うことがあります。特に後者について、混雑する盆と正月は、私以外の家族は先に帰省するけど、小職は日程がなかなか定まらずタイミングを逸し、結果、直前に高い航空券を取る、変な時間の新幹線指定席を取る、なんてな事が多々あります。そんな中、、、
”EUREKA（ひらめいた～）！！！”
もしや新幹線、指定席を区間細切れで予約すれば、より都合のいい時間帯で全区間座れるんじゃね？のぞみなんて、10分に1本くらい走ってるわな。例えば、名古屋や新大阪で刻んで（下車して）、10分後ののぞみに乗れば後の区間も座れるんじゃない？ロスタイムも10分くらいなら全然許容できるし。。。
ハマりました、めちゃくちゃ行けます、この作戦。
実際、初めてこの作戦を遂行したのは名古屋駅刻み。名古屋駅前後両区間の座席指定、取れまして。
さぁ、名古屋駅で10分後ののぞみを待つべく、下車します。
そして、そこにあったのは、、、
きしめんの住よし！
以前からなんとなく気になってはいました。車窓から見える数多の看板なんかより遥かに気になってました。
キターっ！！！
なんとなく小腹が空いていたので、入店してみます、シンプルに”きしめん”の食券を買って。
結果は、、、
旨ーいっ！
出汁旨い、のってる鰹節がいい感じ、麺もつるつるプリプリ。たまりません。恐るべし、ホーム立ち食いきしめん。
遅寝・早起き、早食い、早糞で生きる小生にとって、10分という時間は、きしめん一杯食べるには十分な時間。
さぁ、これが奇行の始まりです。。。
２．麺奇行スポット紹介
途中下車に味を占めた小生、ここから奇行が始まります。新幹線ホームだけならまだしも、改札内、あろうことか運賃が割高になってしまう改札外の駅側案件にまで手を出し始めます。
ということで、東海道・山陽新幹線の”のぞみ”利用を想定し、下り方面順に麺処ご紹介します。本当は各店でのエピソードを紹介したいところですが、長くなるといけないので食べログのリンクだけで失礼します。
①名古屋駅 新幹線ホーム/在来線ホーム きしめん
②京都駅 改札外 京都ラーメン
③新大阪駅 新幹線改札内 大阪うどん
④姫路駅 在来線改札内 えきそば
⑤岡山駅 新幹線ホーム ぶっかけうどん
⑥福山駅 改札外 尾道ラーメン
⑦広島駅 改札外 お好み焼き/広島ラーメン
⑧小倉駅 在来線ホーム かしわうどん
おいおい、結構改札出てるがな、在来線にも進入しとるがな、と叱られそうですが、、、在来線乗り換え時の応用編とご理解下さい。。。
Anyhow、、、
どのお店も、旨い！いい感じでございます。ホームに留まらず、改札内、改札外を攻めるには勿論、より長い乗り換え時間を想定する必要があります。
折角改札を出るなら、もっと選択肢があるだろうに、と言われかねませんが、あくまで、時間がなくて、サクッと、ツルッと、の想定です。お許しください。
紹介させていただいたお店、営業時間もボリューム感も、其々ですので、色んなシーンでの利活用が想定されます。
なお、京都駅の”京都ラーメン”はタイミングを間違えると大行列です。姫路駅の”えきそば”は、ちょっとした変わりネタです。ご注意ください。
３．応用編
まずは、立ち寄り方。指定席が通しで取れなった場合の苦肉の策、で始まった麺奇行ですが、、、むしろ計画的に、締めの一杯や朝食/昼食に利活用できます。例えば、、、
関西にて仕事の会食後、新幹線に乗り、おもむろに缶ビールをプシュッと。あぁ、〆にまたなんか食べたいなぁ。。。
そうだ！
きしめん＠新幹線ホームがあるじゃないか！
と、これまたおもむろに名古屋駅で下車。。。
残り区間は自由席で帰ることになりますが、小職の場合、毎度欲望が上回ります。
そして、麺だけにあらず、、、
なんと、呑めます。。。
どこがどうという話題は、今回は麺奇行なので控えますが、下車時間を30分程度に調整して、なるべく改札を出ない範囲で、サクッとご当地メニューで吞むという。。。
更に、、、
呑む、という意味では、
姫路⇔京都間を在来線・新快速にしてしまうと、更に楽しい事になります。
仕事では無理ですが、プライベート時なら、姫路、明石、三宮、京都なんかでで途中下車（改札外）して呑んで帰っちゃうという。
特に、高槻⇔京都間で在来線・快速に乗ろうものなら、サントリーの山崎工場に立ち寄れるという。。。
もうここまでくると、ロスタイム云々かんぬんではなく、”（経済）合理的に”、という観点ですね。
ちょっと脱線してしまいました、失礼しました。
４．最後に
のぞみ利用での”サクッと麺探訪”につきCase Studyとしてお送りしました。
唯一、新神戸駅に言及できていないのが残念です。まだ途中下車利用したことがありません故、お許しください（準停車駅の、徳山、新山口も）。
紹介したお店以外にも、いいお店があるかもしれません、応用方法もまだまだあるんだと思います。ひかり、こだま利用では更に可能性が広がりますね、きっと。
飛行機派のそこのあなた、あぁ、今日は新幹線だなぁ、と若干暗くなるようなことがありましたら、麺奇行してみませんか？
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？