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いくつになっても推し活をやめない

『推し活』という言葉がテレビや雑誌などで特集されるようになった。
みなさんには『推し』はいますか?

わたしは音楽が好きで、お気に入りのアーティスト、バンドのライブによく参戦する。でもこちらは『推し活』とはちょっと違う。推しではあるけれど、音楽を身体に取り込む、心のエネルギーチャージ。❤️ハートマークではないのです。「かっこいい」とは感じるけれど、「こっち見て!キャー目があった!」という夢の国の王子様に会いに行く感覚ではない。地にどっしり足をつけて、「さあ、来い!」という感じ。

わたしの『推し』はHey!Say!JUMPの髙木雄也くん。
娘の影響で始まった久しぶりのジャニーズ推し。小学生の頃、大人気だった光GENJIのコンサートに行って以来、ジャニーズのコンサートには縁がなかった人生、むしろ遠ざけていた。
娘の同行で久しぶりに夢の国へ入ったわたしは、自分の想像以上にワクワクし、ときめき、大声でアイドルの名前を叫んでいた。
「ハマってしまった」さぁ大変。出演するテレビをチェック、アイドル雑誌をチェック、CDやDVDを買い、コンサート遠征。娘と一緒にあちらこちら、グッズ販売の列に何時間も並び、推しのうちわを作る。お金も時間もかける。
そのために仕事を頑張れる。笑顔になれる。

コンサートで神席と呼ばれるアリーナ前列、トロッコ通路側など、近くてファンサ(手をふったり、うちわに書いてあるお願いごとをアイドルがしてくれるファンサービス)がもらえる席。一度、とても良い神席が取れたことがあった。
後ろの小さいステージのすぐ目の前。最前列で見られる席。
目の前で歌って踊る推しを見られて幸せなとき。メインのステージに戻り始めた後ろ姿の推しに向かって、ありったけの声で「ゆうや!」と叫んだ。声が届き、わざわざ振り返ってわたしのうちわに気付き、笑顔で手をふってくれた。アイドルのすごいところ、覚えていて戻って来たときにちゃんとこちらを見てくれる。推しが神々しい光に包まれたように見え、拝みたくなる。もう死んでもいいと一瞬思ってしまった。あの一瞬で何年も頑張れた。

あれから何年かな、今も毎年ファンクラブの会員更新費を払い続ける。熱量は抑えつつ、応援している。
最近は舞台、ミュージカルにも挑戦している推しくん。違う意味でドキドキして緊張して観劇する。
今週末、コロナで中止になっていた舞台が上演になる。主演だ。
不倫をしている無気力フリーターの男性役。昔、田中圭さんが主演された『裏切りの街』だ。
今週末、またまた3列目という神席で、セクシーなシーンも演じる推しを観る。きっとガチガチに緊張してしまうだろう、わたしが。
ダメっぷり全開の推しを目に焼きつけてこよう。
わたしの心臓、耐えろ。

久しぶりの『推し活』が楽しみだ。

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