アルコール依存症者へ贈る愛の言葉-1はじめの違和感

Jは会社勤めはしていない。
ネット環境さえあればお金を回せる人だ。

自由がきく生活なのでとにかくずっと飲み続けていた。

昼間はもちろん夜も、不眠症だと言って何度も起きてトイレに行き、ついでに必ず酒を飲む。
けれど顔が赤くなることも呂律が回らないこともなく、いわゆる酔っ払っている状態には見えなかったから、単純にお酒に強い人なんだと思っていた。
しばらくそれを続けると、

ちょっとやめとく

と言って数日飲むのをやめていた。
そしてまた昼も夜も飲む生活を1-2
週間続ける。

それが私には奇妙に見え、最初に覚えた違和感だった。

連続飲酒と山型飲酒サイクルという典型的なアルコール依存症の飲み方だったわけだ。

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