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【346日目 note千日回峰行】過去の話

こんばんは。

こんなヘッダー画像が作れることを知りませんでした。

天気の良くない月曜日。
気圧のせいか、頭もスッキリしない1日でした。

こんな日は瞑想すると、何となく前進している気になれます。

今回は、たまには昔話でも書いてみるか!って事で書いてみます。

この話は

<WHO>
・浮気された事のある人
・浮気した事のある人
・浮気に興味ある人

に向けて

<WHAT>
・浮気された人の心理と行動


の1例として参考になると思います。

それでは始まり始まり〜

実体験「多分浮気されてた話」


私は北陸のくそ田舎から出てきた
関東圏の田舎の大学に通う男子大学生。

体育会の蹴球部に所属し
木曜と日曜以外は講義と部活に明け暮れる日々。

大学周辺には学生アパートが密集し
都会の大学のようなオシャレな居酒屋での合コンよりは

もっぱら宅飲み合コンばかり
先輩や友達の溜まり場となるような6畳1間のアパートに住んでいた。

その彼女は
部活の先輩宅での飲み会時に出会った1つ先輩の元マネージャー。

当時、彼女は隣町のスナックでアルバイトをしていて
どことなく妖艶な雰囲気を持つ先輩で
部活の飲み会がある度に、先輩にお願いして呼び出してもらっていた。

付き合い始めは、その彼女が酔い潰れ
私が家まで送って行った辺りから、歯車が回り始めたような、今思えばそんな気がする。

事件が起こったのは
付き合い始めて約2年が経とうとしていた1月。

既に彼女は社会人となり、学生と社会人という
どこか初々しい関係となっていた。

クリスマスには彼女の実家まで送り届け、親戚たちと戯れ
結婚などの話もしてから、俺は実家に帰った。

年が明け、年始ムードが止まぬ間に
私は彼女に会って大学へ戻ろうと思い

片道10時間ほど、ノンストップで彼女が1人暮らしをする家に向かった。

その日は、驚かせたくて連絡なしで。

もちろん10時間もかかったもんだから
向こうの家に到着したのは深夜2時。

意気揚々と合鍵を持ってインターホンを鳴らす。

「ピーンポーン」

そしてドアを開けようとすると、チェーンがかかっていた。

彼女は眠そうな顔をしながら
ドアの隙間から俺をみると

「なんで来たの?」

「サプラーイズ!」私がと素っ頓狂な顔で言うと

無言でチェーンを開け、玄関で仁王立ちをしつつ
「今、先輩が来てる」

私は「女の先輩だろう」と勝手に想像していた。

しかし、足元を見ると
彼女の足よりも倍のサイズはあろうかと言う靴があった。

そして彼女が
「先輩が会いたくないって言ってる」と言う理由でトイレに閉じ込められた。


2ミリ程度だっただろか。
あんなに集中して何かを見ようとしたことは

先にも後にもこの時が最後だった。

肩にかかるリュックの紐を握り締めながら
固唾を飲んで通り過ぎるのをみていた。

しかし、分からなかった。

彼女は先輩と会話をすることもなく
扉を閉めると、鍵をかけ私を呼んだ。

冬のリビングに入り
どことなく湿気の残る空気には

どことなくいつもと違う匂いが残っていた。

女は浮気を見破る能力が高いと言われているが
実は、男の方が能力が高い事をどこかのTVで見たのはそれから数年後のことだ。

咄嗟にこたつに手を入れ
使われていなかった事を確認した。

私「先輩って女?」

彼女「男」

私「こたつ冷たいけど、どこで寝てたん?」

彼女「ベッド」

私「彼女氏は?」

彼女「ベッド」


ここで初めて頭が真っ白になった。

考えてみると
買ったことのないコンドームの袋がベッド下から見つかった事があった。

これが
点と点が線になるって事か!


それから半年もせず
今度は私が社会人となり、新人研修を行っていた最中に

最近、メールの返事がそっけないと思っていた矢先だった
「友達に戻ろう」と言うメールが届いたのは。

新人研修も終わり
名古屋配属となった私に久々に届いたメール

「引っ越すから鍵返して欲しい。あとPS2捨てていい?」

胸が締め付けられる思いだった。

私は優しい事務所のおばちゃん達に
正しい鍵の送り方を聞き、会社から発送した。

それからはmixiを開いては
彼女のプロフを見たり、Twitterで傷心ツイートをしたり

本当に忘れられたのは2年半が経とうとしていた頃だった。

忘れる為に、名古屋の歓楽街で仕事終わりに
ガールズバーに通ったり、キャバクラに通ったりと

それはそれは痛々しい生活を送っていたが
今となっては酒の肴。

「女々しい」と言う言葉の完成度に人類の神秘を感じる程
病みの極みだった。

ただ、311を経験し
今では2児の母となった彼女が

幸せで良かったと思える程の出会いに感謝している。

旦那が、その時いた先輩だったかどうかは彼女しか知らない。


2021年5月17日 21:22

1人では何もできないからこそ、人の助けが身に沁みます。