見出し画像

私がダイビングインストラクターになるまで【6】

結局、2度目のエジプト・ダハブでは3ヵ月過ごした。

目標にしていた「ダイブマスター」に合格後、そのまま滞在を続け、水中ガイドとして少し手伝わせてもらったりもした。写真はエジプトでのガイド風景。

画像1

画像2

1ダイブ、何人連れても貰えるのは10ドルだった。

ほんの僅かなお小遣い程度のお金だったが、最初の10ドルはいまだに使わず取ってある。

ちなみに、ダイブマスターからは前の記事記載の通りプロ資格。登録時のお金(今は更新料)や保険料の支払いで、私の旅の資金はすっかり尽きた。

ここでのやりきった気持ちもあったため、後悔なくダハブを後にし首都カイロへ戻り、そのまま日本に帰国することを決めた。

画像3

画像4

画像5


8ヵ月前、不安とわくわくでいっぱいの気持ちで日本を出国。

憧れていた土地に足を踏み入れ過ごした時間。

画像6

予定外にダイビングに夢中になり過ごした時間。

画像7

「やりたいな」「行きたいな」という思いがとにかく優先で、怖いものなんて何もなくて、思い立ったらすぐ行動するしかなかった21歳の私。

旅に出ると決めたときから、こうしてダイビングインストラクターを続けている今日まで全部繋がっていると思うと、無駄な時間は1つもなかった(なんなら同業者の旦那様と出会い、結婚し、ダイビングショップを自分たちで経営するという所までこれて最高だ)。

親も今の私を見て、良かったねと言ってくれる。

あの時大学を辞めてまで飛び出して良かったと思う。


もちろん、旅に出てみんながみんな何かを手に出来るわけではない。

たまたま自分のターニングポイントとなるような出会いや時間があった私はラッキーだ。

私の経験が誰かの役に立つかは分からないが、21歳の頃の言葉を借りて言うとすると「迷うくらいならやればいい。死ななきゃいくらでもやり直しできる」だ。30歳になり、少しずつ守りに入りがちになった今の自分にも突き刺さるものがある。

きっとまだまだなんでもできる。


次回、【最終回】に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?