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私がレズビアンだと気が付いたきっかけ。Part①

私は、20歳までLGBTQという言葉は知っていましたが、
まさか自分が当事者だとは、思ってもいませんでした。

今回は、そんな私が、自分が女性しか好きにならないレズビアンだということに気が付いたきっかけ・経緯について、お話していきます。

先に、当時の私のLGBTQに関する認識を記載します。


当時の私は、職場の研修で、LGBTQに関する教養を受けていたので、同性同士でも恋心を抱くことがあり、他にも性別に囚われない方等もいるということは知っていました。

逆にそれまでは、存在すら知らなかったので、研修を受けた当時は、周囲に当事者がいなかったこともあり、

「そういう人達が、稀にいるんだ。」
と思い、どこか他人事で聞き、頭の片隅に記憶している程度でした。


社会人2年目、初めての部署異動。

私は、高校を卒業後、進学することなく就職をして、かれこれ2年ほど勤めた20歳の秋に、初めての部署異動がありました。

詳細には記載できませんが、職員も女性のみ、
接する方も基本的に女性のみ、という”女の園”のような部署に異動しました。

任期も2年と長いうえ、私自身、学生時代も共学だったため、女性だけの世界が初めてなので、新境地の期待よりも

上司・同僚も嫌われたらどうしよう、という恐怖と不安の方が勝っていました。

蓋を開けてみれば、素晴らしい女性の先輩方ばかりだった、、!

マイナスな気持ちしかないまま新部署での勤務を開始しましたが、

間違っているところは、はっきりと指摘してくださったり、
困っていると、何も言わずに手助けをしてくださる先輩・上司方ばかり。

先ほどの私の気持ちをかき消すほど、素晴らしい方々に囲まれて勤務していました。

本当に女性しかいないと、勝手に裏で愚痴を言われ言いつつ、陰湿な感じだと想像していましたが、全くそんなことはなく、

むしろ、休みの日は、皆で花見や他県に旅行に行ったりするほど、仲が良かったです😶

新部署での上司に好意を感じるが、、、。

そこでの上司(以下Hさんと記載)が、とても仕事ができるうえ、何より、ブラックジョークというか、感性が独特なのか凄く面白い方だったのです。

見た目は、
とても綺麗だとか、可愛いとか、そんなことはなく、普通のOLさんという感じですが、そんな方がブラックジョークを会話に織り交ぜることが、とても意外で、ギャップがあったのかもしれません。

当時の私は、

  • Hさん仕事もできて、面白くて、とても人として好き

  • もっと一緒に仕事したいな、次も同じ職場がいいな

  • また飲み会いきたいな

と、今振り返れば、完全に「好意」を抱いてたのですが、、、、、。

Hさんに対して抱いた「好意」について考える。

それからの私は、勤務中は尚のこと、休みの日も、
Hさんのことを考えてしまい、なんかいつもの自分と違うことに気が付き、私のHさんに対する思いについて考えることにしました。

熟考した挙句、当時の私は、

  • 女性でも女性に好意を抱く人もいるが、それは少数派らしいから自分は違うだろう

  • かっこいい上司フィルターで「好意」を感じているだけで、恋愛ではない

  • 「好き」と「憧れ」を履き違えているのだろう

と、自分の中で結論づけました。
当時、Hさんには、旦那さんもおり、妊活をしていたこともあって、好意自体を抱いてはいけない状況だったのもあったからか、

自分の初めて素直に抱いた「好き」という気持ちを押し殺して、
「憧れ」に上書きして、自分に何度も言い聞かせて、納得させていたというか、、、、

今こうして書きながら振り返ると、本当、人としても、
恋愛的にも好き、本当、初恋だったとしか思えません。。

でも、当時の、真面目を体現したような陰キャ眼鏡の私には、どうしても、

この「好き」という感情はいけないもの、ありえないものだ。

そのように考えることしかできなかったのです。


レズビアンの人が来る。

その後は、自分で思考したように、好意を「憧れ」だと自分に言い聞かせながら、通常の業務を数か月ほどこなしていたところ、別の上司から

「今から来る人、自称レズビアンらしい、配慮しないとね」

と指示がありました。

その部署では、客ではないのですが、対象の方がくると、平均して二か月間ほど、勤務員である私たちと、衣食住の空間を共にします。

  • まさか、本当にLGBTQの方が、こんな身近にも存在するんだ。

  • 女性が好きな女性ってどんな人なんだろう。男性的なのだろうか。

  • 私達にも好意をいだくのだろうか。

  • どうやって想いを伝え、パートナーになったのだろうか。

自分の心境の不安定さも相重なって、疑問が止まない中、
人生で初めてレズビアンの方と接触する機会が訪れるのでした。。。。

Part②に続く。

私の中で、深い思いがあったからだと思いますが、この記事だけで2,000文字も書いてしまいました😮

ただでさえ少ないセクシャルマイノリティーの中でも、かなり少数派であるレズビアンだと気が付いたきっかけという内容の上、
こんなにも長い記事を読んでくださり、感謝申し上げます🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

これほど書いたのに、書ききれませんでしたので、Part②に続きます。

レズビアンの方が拝見して、少しでも気持ちが楽になればと思います。

皆様が、女性・男性同士とか性別に関係なく、気を遣いすぎないようになる日が来ることを祈りながら、一人布団に駆け込む眼鏡です。

今後とも、そんな私の記事を読んでくださると大変うれしく思います🤗
それでは、また次の記事で🙌


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