見出し画像

【本】文章力の基本

ママ向けライター講座の広告が、よく目に入るようになりました。在宅でもできる仕事として、お母さんに人気がありますよね。

このようなママ向け自己啓発の講座は数多く受けた身から言うと、時間もお金もコスパ悪いです。投資効果として考えると、本を読む方が余程良い。「仕事を斡旋してくれる」「仲間を作れる」等のメリットがあれば別ですが。

どれも「女性活躍」とか「ママでも出来る」とかの美辞麗句を並べて、比較的安めの価格を設定しています(主催者が素人なので)。「育休って子供とぐーたら過ごしてるだけじゃだめなん?何かやらなきゃ......」って気を起こさせるビジネスです。本当にやりたいことなら良いですが、変に焦る必要ないですよ。

前置きが長い笑。

長年に渡って文章を書くことに携わり、大学で教えてきた著者が、世の中に溢れている「誤った文章」をバシバシ斬っていきます。

良い文章の特徴は3つ。「言いたいことが明確」「頭を使わなくても読める」「簡潔」。逃げの姿勢の修飾語は、不要。以下のような引用もあります。

<"なにかひとりよがりの匂いの抜けきらない「やさしさ」や「思いやり」よりも、他人の立場に身をおいて相手を理解しようとする「想像力」のほうに、私はより魅力をおぼえる。"河出文庫/『須賀敦子全集』第2巻「想像するということ」より>

書くことを仕事にしていなくても、Twitterやブログなどちょっとした発信をしている人へ。

サポートいただけると嬉しいです。皆さんが元気になるような文章を書くための活動費に充当いたします。